2014年11月24日

クライテリア録音

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#157
【Jimmy Ruffin/Sunrise】
produced by Robin Gibb & Blue Weaver
( '80 RSO)
<★:★★>


只今ツイッタに Pete Carr archives を連載中なんだが、そのからみでピートの参加盤を1枚みつけた。これはマッスルショールズはまったく関係無く、ピートの地元フロリダでの仕事。盤は80年録音、同時期にピートは、バリー・ギブの仕切りによるバーブラ・ストライザンドLP【Guilty】に参加していた。これはフロリダ/クライテリア録音で、そのからみというか連続して参加したということと思える。
ディスコヒットで大当たりしたザ・ビージーズはギブ三兄弟だが、そのブレイクが一段落した80年頃、たぶんクライテリア・スタジオをギブ三兄弟が買い取った_そのオーナーはビージーズであったはず。
ここで紹介するのはバリーの弟ロビン・ギブ(&ブルー・ウィーヴァー)プロデュースによるジミー・ラフィン盤。

ジミー・ラフィン。全盛時テンプスのリード・シンガーだった弟デヴィッド・ラフィンに知名度は劣るとはいえ、同じモータウンに所属した中堅シンガー。何といっても66年の名曲 "What becomes of the broken hearted" 、ジミー・ラフィンといえばこれ。いまウィキったら、驚いた_先週 11月17日に78才で死去…。
そのジミー、70年代半ばにモータウンを離れたがしばらくは鳴かず飛ばずだった様子。で、逆に飛ぶ鳥を落とす勢いのビージーズのお眼鏡にかなったということかな、このアルバムでカムバック。ここから、十数年ぶりのトップ10ヒットが生まれている。

しかし聴くに…古くからのファンにはそこそこウケたのだろうか、アップ/ミディアム/メローなナンバーをほどよく配したアルバムだが、個人的にはほぼダメだった。メロディに冴えなし。ほぼ全曲をプロデュース・チーム、ロビン&ウィーヴァーが書いているが正直長兄バリーほどには才能無いかも…ロビン。
全体に中途半端な感じ。ディスコでもなくAORというほどの締まりもない。マイアミ録音らしい(いい意味での)軽さも感じられない。
セッションは前年79年にNY録音で4曲/80年にクライテリアにて5曲録り。ピート・カーは後者5曲に参加だが、ソロらしいプレイはなく地味に弾いているので、これまた採り上げ所がない仕上がりでしかない。
1曲がデュエット_相手はマーシー・レヴィ。クラプトン・バンドのシンガーだったマーシー。そのバンドからジョージ・テリーも参加し、他にもチョコレート・ペリーやジョー・ララ、チャック・カークパトリックなどフロリダ南部サウンドの雄も参加しているがサザーンな滋味≠ヘ皆無。ピートも含めて皆「お仕事に徹している」。

フロリダ・ミュージシャンも参加だが、メインのリズム隊はビージーズのお抱えバンド。ご存じだろうか、ピーク時のビージーズを支えた三人組で、録音・ステージ両面で常に三兄弟をバックアップしていたバンド。
実はいまネチって意外な事を知ったので追記する。その三人とは Blue Weaver / Alan Kendall / Dennis Bryon だが皆英国人だった。ビージーズ兄弟も英国人だから分からなくもないか…。
うちウィーヴァーとブライオンの二人は元 Amen Corner 〜 Fair Weather 。アンディ・フェアウェザー・ロウと行動をともにしていたミュージシャンだった。ビージーズの英国活動期から対バンで知り合い…そんな関係か。

蛇足:裏ジャケに写るスペイン風の家だが、クラプトン盤「461オーシャン」のあの家の側面_横から…じゃないだろうか?

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posted by Denny_O at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同名異人


ああ、こうして書きながらも(キーをウチながらも)イライラするし情けなくもなってくる。なんでこんなことをわたしゃ書かにゃらならぬのか_いやいや、誰に急かされたわけでもなし、好きで書いてる?…兎も角もほんと重箱の隅っこのど〜でもいいネタ。

カーペンターズが全米16位まで上げた曲で "touch me when we're dancing" がある…ンだそうな、聴いてもワタシは知らなかったが。で、それはカヴァー。オリジナルがバマ。オバマじゃない、Bama、バンド名だ。このバンドも知らなかったが。
ネチれば(ひんぱんに使っているが「Net Checkする」=ネチる_としてる)、アラバマ州はマッスルショールズのバンドという…なので書いているワケ。
79年に same title 盤『Bama』を Free Flight Records から出している。その前年のシングルが「タッチ・ミー」でLPにも収録。
バマとは州名アラバマのバマだよな、たぶん。その曲はカーペンターズの後にカントリーバンド「アラバマ」もカヴァーヒットさせてるそうな。バマ・カヴァーのアラバマ。

バマは、マッスルショールズのスタジオミュージシャンのセッション・ユニット三人組とある。Terry Skinner / J. L. Wallace / Kenny Bell 。
ワタシはマッスル産のレコはかなりdigってるつもりだがテリー・スキナーという名前はまったく記憶にない。ケニー・ベルは逆にありあり。ケニー/ケン/ケネスの表記だが、この人はかなりの数のレコでギターを弾いている。なので充分「マッスルショールズ・ギタリスト」と呼んでいいはずだが、世間ではピート・カー以上に知名度なさそう。
でもって残りのジェイ・エル・ウォレス。マッスル盤で二、三度出てきた名前。…ジェリー・ウォレス、だったのでワタシは「マンダム/男の世界」のシンガーと勘違いしていたというだけの話。

もうひとつのマッスル勘違い(?…かどうか)。ピート・カーのソロ盤とドニー・フリッツ「prone to lean」、2枚に出てきた名前が Jerry McGee。あのマギーと…デラボニ・ファミリーにしてベンチャーズな、あのジェリー・マギーと思っていたンだが、実はマッスル・ショールズに Jerry McGee というギタリストがいることを知った。プロのギタリスト。さてこれはワタシの勘違いであったかどうか…これがまた悩む。
フリッツ盤にはビリー・スワンの名や、クリス・クリストファースンも。ベンチャーズ・マギーは当時クリス&リタ・クーリッジ盤に、フリッツやスワンとともに参加していた。それに「prone to lean」を聴くかぎり、ワタシにはそのギターのリード・パートはピート・カーと(ベンチャーズ)マギーと思える。
しかしピート・カーと(マッスル)マギーはかなり古くからの仲間らしい。ちなみに
(ベンチャーズ)マギーは本名 Gerald McGee なので Gerry McGee が正しいが Jerry McGee と表記されるほうが多い_本人はまったく気にしてない様子。
(一度だけ、来日時に会えそうな機会があったが missing _フリッツ盤への参加については是非聞きたかったんだが)

なにが言いたいかといえば、「同名異人」はよくいるな…というだけ。




posted by Denny_O at 09:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月23日

instrument muscle


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#156
【Herbie Mann/Muscle Shoals Nitty Gritty】
produced by Tom Dowd
( '70 Embryo)
<ー:★★★>


マッスルスタジオ、69年4月にオープン。こけら落としはシェール盤(#150)らしく、他にはボズ・スキャッグズ/ルル/R. B. Greaves 等々、それにシングル・オンリー…などが初年度69年盤。
中で、これもその1枚_昔から分かってはいたがスルーしていた盤。
まず苦手なジャズ系であるし、フルートのインストでしょう…まったく聴く気はなかった。が、ふとUTにその収録曲を見つけて、聴いたらこれがすごくイイじゃん!
CD、廉価だし買ってみました。
69年12月9/10日_たった二日で6曲録音完了。ストーンズが2〜4日で3曲録音した直後。マッスル四人衆にヒントンのバック、そこにマン自身のバンド・メンバーも参加。ブラスはメンフィス・ホーンズ。
ファースト/スロー、陽気なナンバー…バラエティに富んだ全6曲は、当然すべてインストでマンのフルートとヴィブラフォンがメロディアスに絡み合う。

悪くはない_が、聴き物はUTで聴けた1曲目のタイトルトラックであったな。これ、何がいいと言って、抜群なのはフッド=ホーキンスのリズム隊。素晴らしいノリ…まさに Groovy 。ホーキンスはこの初期ではまだ音が硬く、乗ってくるのは2〜3年経ってからと思っていたが、あにはからんや、69年録音でも抜群であるヨ。まあこの1曲だけでも充分価値あり、としておこう。




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2014年07月19日

Linda in Muscle 2

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愛しきリンダ様、体調はいかがでしょう…


リンダ・ロンスタットのマッスルショールズ録音は過去1曲しか確認できていなかったが、まさかにそれだけはないだろうと書いた。
http://whink.seesaa.net/article/274212240.html


http://www.youtube.com/watch?v=Za4mzQ3EqvU
She's A Very Lovely Woman

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どうやら、シングルオンリーだったこの曲も同時録音であった様子。
フッドの撮った写真キャプでは<a very lovely lady>とあるがこれはミスでしょう。
エミット・ローズの曲か。
この曲、昔からUTにアップがあって、それではイーグルスがバックについてのライヴ映像だったが。 リンダらしいマイナー曲ではあるが、大仰なオーケストラといいマッスルらしさはかけらも無し。んん? もしや<a very lovely lady>という別曲があったりして。 そりゃないワな。



posted by Denny_O at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月07日

Billboard AD


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これは Billboard 誌に載せたマッスルの広告
イラストの 左帯は「マッスルリズム隊がバックについた楽曲」ということ_四人衆(全員もしくは数人)がバックトラックにからんだ曲だから マッスル(ショールズサウンド)スタジオだけでなくフェイムもクィンヴィも含まれている
右帯は Muscle Shoals Sound Publishing 管理楽曲を歌ったシンガー一覧
この版権管理会社については既述_その代表には Clayton Ivey とともに Wishbone Recording Studio を経営していた Terry Woodford が就いていたらしい
そしてイラスト下の列記はマッスルスタジオでの録音組
その名からすると 前に入れた70年11月の地元紙とほぼ同じなので同時期 つまりこのビルボード掲載も70年暮れ〜71年春先であろうな
ようするに Pete Carr 不在のマッスル初期録音時代


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続いてこちらもビルボード広告だが日時は72-5-13
そろそろピートも参加だしエンジニアもマーリン グリーンから Jerry Masters & Steve Melton に変わった頃_全盛時に向けて陣容が整ったころだな
大きくスペースを左右に取り合うのが Fame Studio と Muscle Shoals Sound Studio  ここでフェイムのほうは何より大きく「RICK HALL」と出すところがさすがにリック ホールですわな^^ あたかも{マッスルショールズの仕切りはオレ様だ}と云わんばかり_かなり四人衆に対抗意識高かっただろう_その下の "home of the original muscle shoals sound" の文字!
ただしフェイムでの楽曲がオズモンズやクラレンス カーターなど_ポップス&ソウルなのは 方やマッスルスタジオのほうにストーンズ/ジョー コッカー/リオン ラッセルなどロッキンな名前があるのと比べるに どうも弱いというか分が悪い(と感じるのはワタシがロッキン支持だからだけ?)
しかしここで "sweet and innocent" までもフェイム録音であったことは知らなかった_これは 日本では「カルピス坊や」だったか オズモンド兄弟の末っ子ダニー オズモンドのソロヒットだった ネチるにこの曲は Rick Hall and Billy Sherrill 作 リック ホールが書いた曲だったか それも50年代のロイ オービソンのシングルB面曲だったとは. ちなみにビルボードでは最高7位曲で それを "No. 1" 言い張るホールのハッタリに座布団1枚
上記のテリー ウッドフォード&クレイトン アイヴィの Wishbone は1行のみでその下はまだ Quin Ivy が大将であった頃のクィンヴィスタジオ広告(後にオーナーが変わって Broadway Studio に)
ここはなにより "all the great hits of Percy Sledge" _これが売りでしたな
ここにあるフレディ ノースやZZヒル/スワンプ ドッグのアルバムすべてで Pete Carr はギターを弾いている
最下段は その他もろもろのスタジオという次第




posted by Denny_O at 13:07| Comment(2) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月24日

アーカイヴに_バンド盤はオミット


Canned Heat といえば…
73年のLP【one more river to cross】
これはマッスル録音盤なんだがね
produced by Roger Hawkins & Barry Beckett

マッスル追いかけのワタシだけれど
「この手」は箸休め盤_この手とはバンド盤 
重要視していない 
やはりマッスル録音の真骨頂はバックメンツの妙_
スタジオミュージシャンとのセッションのクオリティが
問われる なのでバンドメンバーのみでの録音となると
別にマッスルじゃなくてもいいじゃん_と.
過去には オーリアンズ(first) やアメイジングリズムエイシズ
レナードスキナードなど何枚か採り上げたが やはり
マッスル妙味は皆無
ストーンズの録音もあったな_wild horses/brown sugar+1

ちょっと違ったのは
Bob Seger and the Silver Bullet Band
ボブ シーガーという人はバレットバンドを率いる前 ソロから
マッスルをひいきにした_白人では一番マッスル録音が多い人で
バンド名義盤になってからも そのバンドとのデトロイト録音と
単身マッスルへやってきての録音を アルバム毎に半々で入れていた
それほどにマッスルひいき(マッスルリズム隊に全幅の信頼を
寄せていたのだろう) なかには バンド名義なのに
マッスル録音のほうが多いという盤もあったほどのマッスル男 

++++++

【blackfoot /no reservations】
https://www.youtube.com/watch?v=dfGHDh4jFqM
Produced by Jimmy Johnson and David Hood

この75年盤は ヒート盤がホーキンス/ベケットなのに対して
ジョンソン/フッドによるマッスル録音
で これもバンド盤なのでオミットなんだな
聴くとおりに 小粒のレナードスキナード
それもそのはずで 率いたのはスキナードのオリジナルドラマー
だったかな?_ Ricky Medlocke

++++++++


1405cannedheat_muscle.jpg

追記:ヒートの【one more river to cross】は
ジャケイラストがワタシの好きな Drew Struzan なんだが
これはちょっとなぁ…(↓のスターシップ項参照:この
盤のデザインも Pacific Eye & Ear)

なお収録うちこの曲のみは
ホーキンスの素晴らしいドラミングがマッスル録音
を証明していてグッド! with Muscle Shoals Horns
https://www.youtube.com/watch?v=joIoVEbcvYI




posted by Denny_O at 06:52| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月16日

small studios in Muscle


http://youtu.be/U9Qk6DpXCkk
早口で ざば〜っとマッスルヒストリーをまとめているビデオ
しかし真ん中のところに 興味深いショットがあった
Wishbone recording studio / Music Mill Studios
Widget Sound / Broadway sound studio
ウィジェットのみ写真がないが それはこのブログの
マッスル頁のなかに入れてある

すべて「マッスルショールズにある/あったスタジオ」なんだが
フェイムとマッスルショールズサウンドスタジオの2トップの
影に隠れた小さめスタジオということ_まあ興味持つ者は
ごくごく少数ですな
(「マッスルショールズ地区」ではないスタジオもあるので
 正確に言えばコルバート郡 (county) なんだが さて 地元の人らは
どの地域までを「マッスルショールズ」と呼んでいるのだろうか
まあ今となれば「マッスルショールズ」は 大きなブランド≠セから
川向こうのフローレンスすらも含めていたりして…)


なかで ブロードウェイは 旧 Quinvy Studio
クィン アイヴィが「男が女を愛する時」を録ったスタジオ

ウィジェットのアドレスは 3804 N Jackson Highway
マッスルスタジオ(3614 N Jackson Highway)とは
同じ道沿いでたぶん300メートルぐらいしか離れてないね





posted by Denny_O at 11:27| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月29日

Cliff in Muscle


マッスル四人衆が よりによってそのスタジオを
"Muscle Shoals Sound Studios" などと名付けたもんで
「マッスルショールズ」とか「マッスルサウンド」という時に
非常にややこしいことになって困りモノ_と何度も書いた

http://bit.ly/1rgMtAR
ここで その由来判明
リック ホールの FAME studios から独立してあらたなスタジオを
始めた四人衆だが それは「暖簾分け」といった友好的なものでなく
ほぼケンカ別れ_ホールには相当毒づかれたようだ「お前らだけで
成功するわけない」と
そこで あえて"Muscle Shoals Sound Studios" としたのは
ホールへ当てつけ_だったわけね
「これからは『マッスルサウンド』はオレらが仕切る」という
意味もあっただろう

前に記したように
3614 Jackson Highway は「マッスルじゃない」から.
ここら辺はアラバマ州コルバート郡で その中に
Muscle Shoals / Tuscumbia / Sheffield などの「地区」に分かれる
フェイムスタジオはマッスルショールズのど真ん中に位置するが
マッスルショールズサウンドスタジオはシェフィールドのほう
それでも あえてホールへの敵対心(?)からその命名と
あいなった次第
ちなみに ジャクソンハイウェイでもないからね
ここは "North" Jackson Higway が正式ストリート名
ただのジャクソンハイウェイはもっと南に存在する

++++

ジミー クリフに関する記述もある
驚いたのは "the harder they come" もマッスル録音であった事実
"sitting in limbo" はクリフの…というより_アイランドレーベルに
とって初のマッスル録音であろうLP『another cycle』に
収録ゆえ分かっていたが
"the harder they come"
"you can't get if you really want"
"many rivers to cross"
も同時セッションで録られていた_それがあの同名サントラ盤に
後に収録であったらしい

ボブ マーリー楽曲とともに 世界にレゲエが発信された
最初期の超有名曲_それらがキングストンではなく
アメリカ南部アラバマ州で録音されていたとは.
ギターはヒントンでなく Tippy Armstrong
ティピーをレゲエギターのパイオニアのような記載はちょいと
仲間うちで盛りすぎだが マッスルスタジオとレゲエの関係は
要チェック_やはりそのポイントは なぜクリス ブラックウェルが
マッスルに肩入れしたかなんだが…






posted by Denny_O at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月17日

Frorence Times 70-11-22


http://bit.ly/Rr8PmM

さすがにwebには面白いモンがあるなと思ったのはこれ
アラバマ州北西部のローカル新聞をスキャンしたもの
FAME の F だよフローレンス
Frorence Times 70年11月22日付
そこにマッスルショールズ音楽事情があった

この記事では FAME gang から独立して 
Muscle Shoals Sound Studios をまず立ち上げたのは
ジミー ジョンソン/ロジャー ホーキンスだったとある
そこに加わったのはベケット/フッド_エディ ヒントン
マーリン グリーン
それにしても ここでもつくづく思うのは
スタジオネーミングの悪さ Muscle Shoals Sound という
のが何を指すか 分かりにくくていけないヨ

69年4月にスタジオは始まったとあるが
以下の名前が録音したとある_新聞日付けをみれば
1年半でこんなにか!(まあアルバムでなくシングル
only もあったろうけどね)
johnny taylor, sonny and cher, herbie mann,
sam & dave, solomon burke, carla thomas,
ruby winters, arthur conley, mavis staples, william bell,
tamiko jones, american eagles, paul davis, paul kelly,
dorothy morrison, linda ronstadt, ronnie hawkins,
doug kershaw, toni wine, odetta, archie bell & drells,
joe tex, eddie floyd, king curtis, david porter,
phillip mitchell, paul thompson, sweet inspirations,
john hammond, percy sledge, wilson pickett, don nix,
emotions, brenda patterson ....

いやいやちょい待てヨと_その名前が録音したのは
もっと後だったんじゃないの??_リンダ/ドレルズ/
パーシー/ピケット/ニックス等々 
(これって FAME も混ざってないだろうか)

トニ ワインが単独で入っているのに驚くねぇ
tin pan alley のソングライター/シンガーであったトニは
そろそろトニー オーランドと Dawn の「仕込み」に
入った時期と思うんだがソロ録音 それもマッスルという
音源は存在するかなぁ

この時期の録音の代表として揚げているナンバーが
Katie Love / it hurts so good
わたしゃちっとも知りませんでした
けど このスロー : phillip mitchell 作 イイねぇ…





+++++++++

写真_16チャンネルの「卓」がアラバマ州ではお初と
あるが これもマッスルスタジオ/フェイムスタジオ…
どっちのこっちゃ?
マーリン グリーンは 確かにマッスルスタジオでの
初期録音でエンジニアを勤めていたが 実労は2年も
やってないだろう_メインエンジニアとなったのは
ジェリー マスターズ/スティーヴ メルトンです_なんつっても





posted by Denny_O at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マッスル楽曲


下にも書いた「マッスル楽曲」_その意味するところは
マッスルショールズに拠点をおく(おいた)ソングライターに
よる楽曲であること なおかつ著作管理が
Muscle Shoals Sound Publishing であった曲…
と(勝手に)規定している
George Jackson / Phillip Mitchell / George Soule /
Terry Woodford... らがメインライター
それと ダン ペン/スプーナーら_ Fame Publishing Co. 管理の
フェイム組ライターもヨシとしております

ボブ シーガーでヒットしたこの曲など典型的なマッスル曲
"old time rock'n roll"
by george jackson/tom earl jones

ジョージ ジャクソンが Jackson 5 のために書いたが
オズモンズへ回って大ヒットしたFAME recording のこれなんかも. 
"one bad apple"






posted by Denny_O at 08:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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