
#133
"Candi Staton/Candi"( '74 Warner/US)
<C : ★★★★>
まず聴くこと/買うことはなかっただろうなあ、この人を…マッスル掘り下げをしていなければ。
南部でもかなりディープな通好みシンガーでしょ、ワタシはその名だけをかすかに憶えていた程度。
力まないティナ・ターナーか、key が少し高くなったグラディス・ナイトか…いや、ちょいと似ているというだけ…、いいシンガーだと思います。でもって、出来もなかなかに良い。
いかにもの南部盤/マッスル地元盤。 P. Mitchell, G.Soule, G.Jackson.. など南部地元ライターの曲多し。高水準の好盤ではあるが、う〜ん、“キメの1曲”がないので四つ星。
Rick Hall のプロデュースということで、正確には FAME 盤だわね。なのでフェイム付きのギタリスト/トラヴィス・ウォマック参加。ギターはトラヴィス/ピート/ケン・ベル/Jジョンソン/レジー・ヤングの表記。録りがフェイムスタジオとマッスルスタジオなので、曲別に録り分けだな。どうもギターからすると、ピートが少ないのでフェイムが大半だろう。リズムは全曲フッド/ホーキンスですけど。
てなことでピート度数は低い。74年、時期的にはいい頃なのでもっと弾いているだろうと期待をしたがそこはハズレでした。