【cosmic wheels】
【live in Japan: spring tour 1973】
【essence to essence】



手始めの【コズミック】が素晴らしい。ヒプノシス的「合成」ワークでドノバンワールドを見事に具現化。アストロロジックで、宇宙・太陽・雲、そこに浮遊感をプラスしてひとつのBOWLに入れ、きっちり練っている。練ったままを皿に盛るのが Yokoo忠則ならば、充分吟味したうえで盛るのがコッシュ、シンプルなcoloring がいい。
カンガルーポケット gatefold で(ドノバン手書き?)「塗り絵」の内面とレコ袋。60cmサークルのヌードポートレイト/歌詞シート付き。

【ジャパン】。コズミックに続いて「座るドノバン」。このギターが前述した、トニー・ゼマイティス初期の逸品。
黒のなかに浮かび上がる、ピンスポを浴びるドノバンの姿がライブ感/ホール感を醸し出す。裏の「忍者ドノバン」もいい。これを、あえて表に使っても面白かったかもしれない。
コッシュとしては、来日に同伴していたわけではないだろうからポジを渡されてのレイアウト仕事かな、しかし丁寧な仕上がりがコッシュワーク。

続いて座る。今度は「お辞儀」の【エッセンス】。
お辞儀の四コマカット。シンプルの極みは東洋的静謐感か wabi-sabi world だろうか。コッシュの代表作に数えられる傑作。冴えた手腕、大いなるデザイン力を感じる一枚。大胆美。
アイデア自体はドノバンだろう。元来の東洋趣味が来日を機に炸裂したのか…日本探訪直後らしいジャケ。
++++
【コズミック】は、遠藤賢司[ケンちゃんの宇宙旅行]のネタだな。が、エンケン(この言い方にはいまでも違和感あるが…)に低次元な「パクリ」などない(_敬愛するモビーの、[its a beautiful day, today]から[今日はとってもいい日みたい]が生まれたがそれもまったく別次元の歌であった)。完全消化だから[ふりそそぐ星]のような大名曲も生まれるのだ。アルバムジャケは cosmic chaos なYokoo先生デザインであったけれど。
遠藤賢司が細野と初めて会ったときにドノバンのLPを抱えていたとは知られたエピソード。ちなみにキースがミックに出会ったときにミックはマディ(ベリーか)のLPを持ってたんでしょ? 若人よ、外に出るときはアナログ盤を小脇に抱えて…書を捨て町に出よ。