2014年01月31日

Muscle/Pete 関連盤154枚目


1401frederick_so long.jpg


#154
【Frederick Knight/I've been lonely for so long】
produced by Frederick Knight
( '73 Stax)
< C : ★★★>

前盤_マッスルホーンズ盤とは見事に対照的なレコがこれ
まず録音がマッスルスタジオでなく 四人衆はかかわらず
ピートが参加という好対照
ツッパリ眼鏡°ュ面ジャケで有名なこのレコはサザンソウルファンには
それなりの名盤という評価らしく いままで何度がレコハンで見てきて
価格もそれなりだったのでスルーしていたが
これもユニオンお年玉価格ゆえ購入_それでも四桁¥1080也

これは懐かしきレコ といってもLPとして買うのは初めてだが.
何が懐かしいといってタイトルトラック
一聴ではノベルティ?≠ニ思わせるファルセットヴォーカルのこの曲は
72年に全米27位まで上がるスマッシュヒットだったのだ
R&Bチャートではなく「ポップ100」の方
チャート入れ込み小僧であったワタシの耳に入ってきた初期のブラック≠フ
1曲がこれだった

STAXレーベルからのマッスル録音盤…地元メンフィス/テネシーのスタジオでなく
アラバマ/マッスルで録った盤には ステイプルシンガーズ メル&ティム ルーサー イングラム アルバート キング ジョニー テイラー等々 少なくなく傑作が多い
しかしこのフレデリック盤はメンフィスでもマッスルでもない_正確には
「マッスル盤」でないが ピートカー参加盤ゆえ採り上げる(マッスルホーンズが
参加)
Sound of Birmingham というアラバマ州バーミンガムのスタジオ録り
ピートが Pete Carr でなく Jesse Carr 名義での参加も含めて スワンプドッグ系列とでもいうか かなり「ディープサウス」色の濃い盤

濃いのはいいが正直 曲の出来はいまひとつ
やはり好き嫌いはともかく タイトルトラックが一番キャッチーなメロディ
全11曲うち なぜか4曲がファルセット どちらで行きたかったのか?
地声は若干ルーサー イングラム似なれどさして個性無し
ラストの1曲のみカヴァーで それはダイアナ ロスのスプリームズ時代の
最終ヒット "someday we'll be together" _やはり曲の強さもあるな これが
このアルバムでもベストトラック ただ華麗な Motown sound とは対称的な
サザンサウンドに徹している_タム打ちがいい
タム打ちといえば リズム隊にはワタシはまったく知らない名前が5名もあるが
全編通じて 実に似ているゾ_Hawkins / Hood のマッスルリズム隊に.

クレジットのギターは:lead guitar_Jesse Carr / rhythm guitar_
Jerry Weaver, Jesse Carr
となっている わざわざリードと記しながら それらしいプレイは皆無
カー的にはこれも poor な盤だった


蛇足だが このフレデリック ナイトが 79年の全米1位ディスコヒット_
Anita Ward/ring my bell≠フ作/プロデュースであったことを知ったのは
かなり後の事

*マッスル過去盤は右リンク参照




posted by Denny_O at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月30日

マッスル困った盤


1401muscle horns.jpg

#153
【Muscle Shoals Horns/doin' it to the bone】
( '77 Ariola America)
< - : ★>


誰に言われたわけでもないが 自分に課した「マッスル縛り」ゆえ
こんなレコも買った_diskユニオンの正月割引きで三桁になっていたから手を出したまで 四桁ならば絶対スルー 但しそうそう出てくる盤じゃないかもという意識_若干あった…

で 聴けば…ハナから期待は無かったマッスルホーンズ盤なんだよなぁ〜
どうにか我慢しながら一度聴き終えたが
二度と聴かずに捨てる気がする…そんなダメ盤だぁこりゃ

produced by Barry Beckett
players: roger hawkins, roger clark, bob wray, david hood,
tom roady, tim henson, ken bell, larry byrom, barry beckett
Harrison Calloway, Charles Rose, Ronnie Eades, Harvey Thompson
vocals by H. Calloway and the muscle shoals horns
engineered by gregg hamm / steve melton
recorded at Muscle Shoals Sound Studios
string arranged by mike lewis

マッスルA/Bチーム混成_メンツ的には ピート カーがいないとはいえ
ベストであり_彼らが最良アルバムを量産していた1977年盤というのに.

これはあきらかに「市場動向」に目を向けた売れ筋ディスコ盤
しかし正直驚くね あのマッスルメンツがここまで「ディスコが巧い」ことに.
また インスト無しで全て歌曲 それもキャロウェイをメインにして
ホーンズメンバーでコーラスだが これまた上手いンだわ
まあスタジオミュージシャンの底力を見たっつうか…(別に誰もディスコなんか
期待してなかったと思うがヨ)

アルバムのトップが "dance to the music"(スライのカヴァーでなくオリジナル)
それに "keep on playin' that funky music" なんてタイトル曲が収録というだけで
どんな音かは想像つきましょう_そのまんまの音ヨ
ホーンを中心としたディスコということで 例えれば「ちょいとスロー気味の
スペクトラム」

ところでこの盤クレジットでは
Muscle Shoals Horns : Calloway, Eades, Thompson
三人となっているが ワタシ的にはホーンズは
イーズ/ローズ/キャロウェイ/トンプソン_四人であったがね
二人が白人で二人が黒人


PS:マッスルホーンズは過去に1枚採り上げて もう1枚(都合3枚)Bang records 盤があることはわかっているが なにしろ この音…
もうスルーすることに決めた
http://youtu.be/iC0h0gh94JI



posted by Denny_O at 07:46| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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