その他もウェブザッピンしてみた。するとこの盤は 71年で Island 原盤。以下がメンツ、
Jimmy Cliff :Vocals
Tippy Armstrong :Guitar
Barry Beckett :Keyboards
Roger Hawkins :Drums
Eddie Hinton :Guitar
David Hood :Bass
Jimmy Johnson :Guitar
ギターはティッピとヒントンか…(ジミー・ジョンソンは "Twang guitarist" 、リードプレイはFame期をのぞけば♀F無の人)。71年でこのメンツということは、わがピートはマッスル入り直前でしょう、不参加盤。マッスル録音でのリードギタリスト座席は、ヒントンがティッピ、パーキンスらを率いていた初期から徐々にピート先導(番頭格はラリー・バイロム)へとクロス・フェイドしてゆくことになる。
ティッピ・アームストロングはもともとアラバマ在のギタリストでヒントンらと古くからのバンド仲間だったかな。マッスルセッションではボビー・ウーマック盤でのレギュラーだった。それとドン・ニックスのアラバマ・トゥルーパーズへも参加だったと記憶する。
このクリフ盤、見ないなあ…入手できる気がしないが出来たら詳細を入れましょう。しかしここでは内容よりも盤の背景が気になる。というのもマッスル根掘り葉掘り隊員のワタシにとって、英国アイランド・レーベルとマッスルショールズ・サウンド・スタジオとの連帯関係≠ヘ重要課題なのだ。
ジム・キャパルディ/トラフィック/ポール・コゾフ/アンディ・フレイザー/ラビット/フランキー・ミラー/マイク・ハリソン(ex-Spooky Tooth) らがなにゆえアメリカでもド真ん中ちょい南のアラバマの地まで足を運んだのかは気になってしかたがない。ロンドンからなら、たとえばNY州のウッドストックあたりならばさほど苦もなく渡れると思うがマッスルまでは楽な道のりとは思えないのに…。
考えられるのは、やはりアイランドのfounderクリス・ブラックウェルがある時期にマッスルとコネクションを作ったということ。それほどのモンでもなくただ単に誰かが最初にマッスルで録ってみたら良かったんで、「あのスタジオ、ちょいと田舎で行くにゃ骨だが悪くなかったでぇ〜」と触れ回っただけかもしれないが…。
わがアーカイヴでは、71年12月のセッション、キャパルディ盤『Oh how we danced』が最初のアイランド盤であったが、ここでこのジミー・クリフ盤のほうがそれよりも早い、アイランド=マッスル「イの一番」の可能性が高くなったわけ。
そうですか、¥2500…う〜ん、ワタシにはいい値段だ(^_^)
ミケタで出会える日まで…楽しみを残しておきます。
マッスル項目は他と違って残しています。おおげさに言えば一応ワタシのライフワークなんで。
ちょっとネタが少なくなってますから更新は遅いですが、まあ気長につきあってください。