2009年07月05日

bob weston/craig chaquico

ハジレコ、始めて買ったLPレコードが何であったか定かじゃないが、最初の10枚のうちの1枚は間違いなくフリートウッド・マック「英吉利の薔薇」。英国三大ブルースバンドなんて言われたころのマックは Peter Green's Fleetwood Mac であり、ワタシにとっての最初のギターヒーローはピーター・グリーンだった。マイナーペンタなごりごりブルージーギタリスト、ピーターにスライドのジェレミー・スペンサー、高校生?と思ったダニー・カーウィン…トリプルギターバンドだった。

バンド名はドラマー、ミック・フリートウッドとベーシスト、ジョン・マクビーの名を合わせてだろうが、ハナからその意図だったのかこのコンビだけが代わらずに他のメンツは流れ流れて…。(デイブ・メイスンも正式加入?)
ブルースバンドから脱却、アメリカへ活路を見出す。一時の低迷期を越えるとバッキンガム/ニックスという「金脈」が当たり、ピーター・グリーンのピの字も無くなってアメリカンバンドとして大ヒット。

さてその低迷期ですが、バンドを仕切ったのはLAガイのボブ・ウェルチ。が、ワタシはまったく聴いてない、世間の目も冷たかったころ。(蛇足:ウェルチは<パイプライン>のシャンテイズのオリジナルドラマーという説、別人説あり。さて?)

UTでこの時期の midnight special 主演映像があって、これが悪くない。こういうチョロっとした映像がUTには上がるからやめられない。

さてギターもウェルチが弾きまくっているものと思っていたら別にギタリストがいた。誰? …あ、そうですか、ボブ・ウェストンなる御仁です。知ってました? 正式参加で数枚のアルバムでも弾いているらしい。

なんかミック・テイラーを思わせるようなプレイと思ったら英国人、なるほど。しかし後半は一転してデッドのように。ガルシアやニール・ショーンみたい、ロクリアン・スケールっての? もろにアメリカンなギター。
英国風情なジャズロック曲調から「ハイウェイをぶっ飛ばせ」曲まで、幅が広い…いいなあ、わたしゃ気に入った。ただこの改造レスポールの趣味はいただけませんが。






++++++++++


クレイグ・チャキーコ、スターシップに19歳で加わった早熟の天才ギタリスト…なんて話題になった。(remember,,, シュギー・オーティス!)

もともとジェファーソン・スターシップ≠ヘカントナー/スリックによる、エアプレインとは別プロジェクト名であったはずがメンバーがごたごたした際に心機一転、母屋の名称もこれに改めたんじゃなかかったかな。大気圏から宇宙へと飛翔距離もぐんと伸ばす。宇宙飛翔を表現するギタリストとしてチャキーコは最適任であった。前任ヨーマ・コーコネンも素晴らしいギタリストだが「エアプレイン」がやっぱり適していた、スターシップよりも Hot Tuna へシフトしたのは正解だったのでは。

→「オールタイムベスト」にツナ盤「バーガーズ」を入れているようにヨーマ/ツナはワタシにとって屈指の名バンド、フェイバなバンドなのだがエアプレイン時代のヨーマにはいまひとつ乗れなかった。いやバンドとしても、エアプレインはそれほど好きじゃなかったんでね。ワタシ的には断然スターシップ。

その第一弾「トンボ」。と書くとナガブチ某のようだが、ここから快進撃が始まる。実際素晴らしい出来のレコ。<dragonfly>ではなく<dragon fly>と分けているのでただのトンボとはニュアンスが違うのかな。 名義もここではまだスターシップになりきっていない。カバーも背文字にもカントナー/スリックの名が入る。<Grace Slick & Paul Kantner/Jefferson Starship>が正式名称の盤。ジャケがこれまたエアブラシ・イラスト、ロッド「遙かなりし大洋越え」やカンザスのジャケでも知られるピーター・ロイドの作品だった。

QMSからフライバーグが。ギターがチャキーコ。リズム隊がバーベイタ/ピート・シアーズでパパ・ジョンのバイオリンが入る…最良のメンツが集合。

名称どおりにカントナー/スリックの仕切りだがチャキーコも1曲提供。そして話題は<キャロライン>だった。カントナー/ベイリンのペン、歌うのはベイリン。
カントナーとケンカ別れしてボデイシャスDFやらグルーツナをやっていたはずのマーティ・ベイリンがこの1曲のみゲスト参加。結局次作から完全復帰するのだが、この子供のケンカみたいな馴れ合いが実にカントナーとベイリンらしいところ。70年代に入ってもいつまでも<ラブ&ピース>なベイリンの緩さに多少イライラさせられるとはいえ、なにしろ希代のメロディメイカーなのは事実。スターシップ時代は魅せられる楽曲をガンガン書いてゆくことになるのでむげには出来ない人でした。実際この<キャロライン>は名曲。

クレイグは兎にも角にも「弾きまくり」男。曲のハナからフェイドアウトまで休むことなく弾きまくる、リードパートのみならず、歌があろうがなかろうが、何が何でも弾きまくる。ワタシの最も忌み嫌うタイプのはずだがこのギタリストは別枠。どれだけ弾かれても「嫌味」にならない不思議なトーンを持っていた。逆に≠烽チともっと弾いてくれ! 聴かせてくれ!≠ニいう気分にさせられた希有なギタリスト。

74年「トンボ」から「赤たこ」〜「スピットファイア」〜「地球」、78年まで。この怒濤の四連単は凄かった。実際チャート的にもエアプレイン期を越える大ヒットとなる。フリスコロック史的にみても特筆項目であったと思いますヨ。甲乙つけがたい名盤。
シングルとしては<with your love> <miracles> <count on me>等、ベイリンの甘メロ路線が売れたがアルバムではハードドライヴィンなナンバーも多かった。当然クレイグのギターは栄える。なかでも「スピットファイア」。
この盤を一応はベストとして→「オールタイム盤」のなかに入れました。<St. Charles>という曲が滅茶苦茶に好きでね。日本人好みの哀愁メロに乗せて宇宙的カオスをクレイグが表現(?)…ある種カタリシス。
(この盤、難はジャケだ。ドラゴンイラストは長岡秀星。カーペンターズ「ナウ&ゼン」で売れた、当時ロス在住日本人。アース(AW&F)の一連ジャケやメイズなどブラック物も。この人の「変なリアル」はどうにも耐え難い)

あれだけ売れたからには、と思って捜せどもこの全盛時のスターシップ_ライブ映像がUTにちっともないのはどういうわけ?  その後に、完全に事切れて消化不良、それでも売れた<シスコはロックシティ><セーラ>などはプロモなどいくらもあるのに…。合点がいかない。

やっとみつけてこれ。口をシンクロさせてはいるが音源はレコード。レコ音ならせめてstereoで入れてくれよなぁ〜。




posted by Denny_O at 06:37| Comment(0) | TrackBack(0) | YouTube | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/122830428
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック