このところちょくちょく名前を出しているのがクリス・スペディング。意識的ではないのに出てくる…それだけセッションが多かったギタリストということ。
行きつけのレコ屋で長いこと気になっているのがこの人のソロ盤。誰にも買われず…まだ残っているのはワタシが買えという圧力でしょうか。安レコなのに今ひとつ手が出にくいのは、「ギタリストソロに名盤無し」が身に染みているから?
ピート・カーのファーストソロは【Not a word on it】。クリスの盤【songs without words】、70年頃の盤かな、邦題はたしか「無言歌」。全編インストなんでしょう、ギタリストらしい一枚。
この盤を出したころはまだピート・ブラウンとのバンド等、いわゆる「ジャズ・ロック」していたはず。ブライアン・オーガーやマンフレッド・マンなど、ジャズっぽい coolness を持ちつつ熱くロックする輩がUKに多かった頃。
スペディングといえば、USビンテージ・カーに寄りかかったジャケ盤が…これに収録の[ギター・ジャンボリー]が話題になったこと程度しかソロでは知られないかも。これは傑作だった(日本ではハルヲフォン/小林克巳とノーバディ/相沢行夫がチャレンジ)。セッションで鳴らしただけあってUKでも随一のテクニシャン。
しかし幅が広い人で、ロバート・ゴードンと組んでのロカビリー/リーゼント路線からブライアン・フェリーのバックまで。今ちらっとzapしたらセックス・ピストルズの唯一盤は全編スペディングがギターという説が有力なんだねえ。たしかにあのキレ≠ヘぽっと出の素人のギターじゃなかったワ…。パンキッシュな印象が強かった人でも、あった。
【ドノバン/コズミックウィール】でも冴えたプレイなんだけど、まずは【HQ】を聴いてくだされ。どれだけ参加盤があるか分からない人なのに「ベストワーク」と豪語したのは…たんに大好きな盤だから (*^^)
ジョン・ケールのバックもやっていた。
そうそう、↓【Roger Cook/Minstrel in Flight】でもクリスはギターを弾いている。それとハービー・フラワーズの代表的なプレイは[ルー・リード/ワイルドサイドを歩け]だったことは入れておこう。
++++
(蛇足)
UTついでに久しぶりにこれを見た。
志村けんの「へんなオジさん」の振り付けはここからだろう。古今東西コメディ・ムービーの研究に余念がなかったらしい志村けん…。これはピーウィーの劇場公開1作目で、ティム・バートンのデビュー作。
2009年10月29日
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