
【20 Granite Creek】( '71 Reprise)
produced by David Rubinson
recorded at Moby Grape's House and Pacific Recording, San Mateo
art direction: Ed Thrasher
当時日本のロック雑誌のいくつかにも「復活!モビーグレイプ」として小さい囲み記事が出ていたっけ。スキップ・スペンス/ボブ・モズリーのふたりが復帰、それに Gordon Stevens なるフィドラーが加わって6人モビーとしての唯一盤。プロデュースもルービンソンだからベストなメンツが再結集したが…。オリジナルのリプリーズ盤は、枚数出なかったんだろうなあ…まず見ない。手持ちは英エドセルからのリイシューLP。今はCDもある。
10年以上聴いていなかったが、悪くはないね、思ったよりも。【Truly Fine Citizen】より何倍マシなことか。やはりモズリーのボーカルなくしてはモビーにならない。A−1 [Gypsy Wedding]でのシャウトがまあこの盤のすべてかも。ベストテイクで、この曲は↓ソロでも再演する。いや、ピーター・ルイスの [Goin' down to Texas] [Apocalypse]もいいなあ。
スキッピーは、といえば…やはりちょっと変? B−1[Chinese Song]1曲のみ提供。自ら琴を弾いているインストナンバー。ありがちな、日本と中国がゴチャゴチャ…アメリカ人的東洋感覚。パーソネルとして名を連ねているがスキッピーの参加はこれ1曲だけかも。
バンドとして継続するつもりがあったのか、同窓会での1枚でOKだったのか…。ただコロンビアからは解放されて、地元サン・マテオで録ったところからしてものびのび感は出ている。もう少し曲が良ければ…。

【Murder in my heart】( '86 Edsel/UK)
ファーストのオリジナル・モノ・リイシューに続き【20グラナイトクリーク】のリイシュー。そしてこれは1〜4枚目までのベスト・コンピ盤アナログ。英国でのモビー人気の高さを示すリイシューぶり、エドセルえらい! その3枚でライナーはすべて Brian Hogg が書いている。UKにおけるUSサイケリサーチの第一人者なのか、モビーに関しても相当なもの、deeep diggin' しております。参考になった。



【Bob Mosley】( '72 Reprise)
produced by Bob Mosley & Michael O'Conner
recorded at Crystal Sound, Hollywood
The Mill Valley Rhythm Section:
Frank Smith, Allen Wehr, Woodie Berry
horns by The Memphis Horns
pedal steel by Ed Black
AD: Ed Thrasher
【20 Granite..】につづいてリプリーズから、モズリーのソロ盤。しかしモビーのメンツは一切かかわらずにバックはミル・ヴァレイRSなる三人に任せた。なので馴染みのシャウトがあるものの毛色はモビーとかなり違う。こちらでの[Gypsy Wedding]、すこしテンポを落としてメンフィスホーンズを配した、実にソウルフルな仕上がり。この人のR&B趣味というべきかな、かなり黒くて良いのです。blue eyed soul なシャウターということでミッチー・ライダーあたりと肩を並べる実力。

