2009年12月14日

南部のコッシュ

talton_stewart.jpg

bonnieB_lady.jpg

greggAllmanBand.jpg

eddieHinton_US.jpg


talton, stewart, sandlin - happy to be alive (75)
bonnie bramlett - lady's choice (76)
gregg allman band - playin' up a storm (77)
eddie hinton - very extremely dangerous (78)

ヒントン盤とボニー盤、これってマッスル・リズム/ホーン・セクションがバックだが録りもマッスル? ならばチェックを入れる必要ありだったな。
それはともかく、以上4作すべて Capricorn Records原盤。そしてジョン・コッシュがジャケ担当。

なぜにコッシュであったか…これは AGI 仕事。カプリコーンはAGIの得意先のひとつだったのだろう。コッシュとしては、「アメリカ来てからずっとロスでさあ、南部なんか行ったことねぇンだよなぁ。なんでオレにふってくるかねぇ、音楽の趣味もないし。しかしまあ仕事じゃけん、頑張りマッスルか」…てなことであった気がする。

何年前だろう、カウボーイ・フリークなワタシとしては外せないと思い、買うには買った【タルトン、スチュワート、サンドリン】。ダメだこりゃと早々に処分してしまった(だたその時にジャケがコッシュであることはチェック済み)。ゆえにジャケが無く、今回ネットからの拾いなんですが、さすがに大きめ画像はないんだわ、これ。
これとヒントン盤を、コッシュは若干ストーリー性を持たせたデザインに。
電話ボックスが脇にあるライブ小屋?、ドラムのビル・スチュワートは明るい室内なのに何故かベースのサンドリン/ギターのタルトンは入口で中でも外でもないような微妙な立ち位置。男と女?意味ありげな人物。左手前は黒人が「やったぜ!」と喝采しているような仕草/表情…なんなんだ?このジャケ。
ヒントン盤はタイトルままに逃げまどう男が路地裏に身を隠す姿。追っ手の車の灯りに怯える…てなところだろうか。

ボニー盤/グレッグバンド盤はジャケの右フチ処理の共通項、かたや色オビ/かたやタイトルとケイ線。「フレームのコッシュ」だがここは四隅でなく一方のみでした。
ボニー盤、ごく普通に見えるが右の紫帯がすごく強い。これはなんだろう。上製本の「背」という意味? 本(アルバム)を模しているなら英語本は左綴じだから逆のはず、…違うか。
グレッグ盤の撮影は David Alexander 。コッシュがたびたび組んでいたカメラマン。気心の知れた相手、コッシュの美意識を的確に把握していた。
この盤での(ここではグリッドだが)細ケイ線もコッシュの重要なモチーフ(パーツ)のひとつ、頻繁に出てくる。その意味ではこの盤がカプリコーンジャケのなかでは最も「コッシュ調」といえる。



↑ southern 4 trax contained

※コッシュとカメラマン
イーサン・ラッセル、コッシュは【let it be】【who's next】で組んでいるカメラマン。この世界ではビッグネームなひとりと思う。68年に、ナイコン (Nikon)を抱えた若きアメリカ人はロンドンでたちまち頭角を表した…とある。B4、フー、ストーンズ、トラフィックなどのジャケ写を撮り出す。
これはワタシの想像の域なんだが、コッシュがアップルに入った/並行してストーンズ・ジャケなども手がけた…ここらをみるに、まずコッシュはラッセルと知己を得て、その伝手で大物ジャケ仕事のチャンスが回ってきた…のではなかったのか。
それでもコッシュにとってラッセルは若干年上、先輩格ではなかったか。前述のようにラッセルとのジャケではコッシュ色はまだ出ていない。で、コッシュの全盛時には、David Alexander 、それとラッセルのアシスタントであったらしい Jim Shea 、どちらかと組むことで数々の傑作をものにした。たぶんふたりが、コッシュにとっては臆することなくデザインの意図を伝えられた/ともにクリエイトできたカメラマン。


posted by Denny_O at 08:40| Comment(2) | TrackBack(0) | kosh | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Bonnie Bramlett も Eddie Hinton もどちらの盤も Muscle Shoals 録音。
◎ Bonnie Bramlett "Lady's Choice" [Capricorn 314 536 131-2] -1976
 Recorded at Muscle Shoals Sound Studios, Sheffield,Alabama &
 Capricorn Sound Studio, Macon, Georgia
 Remixed at Capricorn Sound Studio
◎ Eddie Hinton "Very Extremely Dangerous" [Capricorn 314 536 111-2] -1978
 Recorded LIVE at Muscle Shoals Sound Recording Studio, Sheffield, Alabama, November, 1977

どちらも手元にあるのは CD だが,表と裏の間にもストーリーがある?
http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/img/img_box/img20091214220347334.jpg
色ちがいだが,表と同じ右側に「帯」があるので,「本」ではない?
http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/img/img_box/img20091214220403847.jpg
同じ路地の昼間の風景?
LP の場合は,おそらく上下のスペースやピンクやグレイの帯の中に,収録曲やミュージシャンなどのクレジットが記載されていると思われる。
Posted by Mr.Pitiful at 2009年12月14日 22:22

なるほどなるほど、いや助かります。
手持ち盤だけを載せているわけじゃないから、
拾い画像では裏は分からない場合が
ほとんどなので…。

上記2枚は入手したら
マッスル項目に追加します。
Posted by denny_O at 2009年12月15日 08:06
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