

jim pice - sundego's travelling orchestra (72)
72年、ジム・プライスの 2nd solo らしいこれ、なんとコッシュ・デザイン。
70年代にロックでのホーン仕事といえば…NYでのジャズ系ブレッカー兄弟/サンボーンを除くとこの三人、 Jim Horn - Jim Price - Bobby Keys 、三人で独占禁止法にひっかかるほどshareしていた。
マッドドッグズ、ストーンズなどスワンプ仕事を独占していたのがプライス。アメリカの人だと思うが、72年ならばコッシュはまだ英国在…どんな経緯の仕事なのか。ま、クレジットにはsuperviser だったかな、ジミー・ミラーの名前があったのでストーンズ仕事からの流れと見るのが順当かも。
カラーフォトの「一部を」モノクロ変換するという処理が非常に面白い。真新しいわけじゃないがここでは流石にコッシュ、巧い。上から下がるフリンジの幕(?)ひとつで奥行きを十分引き出し、eye catch 効果も充分。この幕にどこか英国らしさが漂うが「プール」というシチュエーションは実にアメリカン。バランス感覚に長けたところもコッシュの力量。
ほとんど見ないレアな一枚と思うが、コッシュの「いい仕事」。
写真はUK盤でCBSから。USは Dunhill/ABC盤(それがなぜ英国CBSから?)。