
sea level (77 capricorn)
カプリコーン盤でのコッシュ、そうでした、これも。オールマンズからの分派=JJジョンソン/ラマー・ウィリアムズ/チャック・レベルにギタリストが加わっての四人でスタートしたバンド。面子的にはハマるはずだが…やはり手が出ない。加藤和彦のいないミカバンドはアリですか? つまりこのバンドはサディスティックスのようなもの。インストゥルメントに特化した別バンドと割り切れば…それでもどんな音? ほとんど興味なし。
レコハン歴ウン十年、このバンドの盤を見ないときはほとんどない…くらいに安レコのチャンピオン。下は100円からせいぜい800円どまり。
77年のデビュー盤。これは珍しいレコ。というのは、design: Kosh, photo: Moshe Brakha 。コッシュとブラッカ(正確な発音は分からない。便宜的にモシュ・ブラッカとする)のコラボとはこれ1枚だろう。
白枠はコッシュだが、この盤はほとんどブラッカのセンスで押し通した盤。ブラッカは強烈なんでね、どれでもデザイナーの仕事は少ない、すべてはブラッカの写真ジャケ盤=B
ブラッカ写真…、「日中シンクロ」。日のあるところ/光量充分な場所でもストロボをシンクロさせて明度・彩度を上げるのが特長。とにかく vivid color photo …ワタシ大好きです。なので次に書く。

翌78年のセカンド。ご覧のごとく、これまた Kosh - Brakha 路線…と思いきやデザイナー/カメラマンともに別人。フレームはともかくとして写真はシンクロストロボ/ヴィヴィッドカラー、もろにブラッカ調なのに驚く。驚きは続く、これを撮ったのが(コッシュの相方)デヴィッド・アレキサンダーとは…。それでもコッシュ・デザインではない、どういうわけなんだ。大滝【each time】のジャケイラストがペンギン永井氏じゃなかったことの驚き、あれに近いな。