デザイン的にはアーティストのネームバリューはまったく関係ないということ。(Family を見よ!)


Ben Sidran/The Doctor Is In (77 Arista)
ベン・シドラン…すこぶるジャジーな印象のキーボーディスト。が、この人はスティーブ "space cowboy" ミラーの盟友、SMバンド (steve miller band でっせ!) のメンバーとしても活躍した。
このソロ、77年か。SMバンドで同じ釜の飯を食ったボズ・スキャッグズのブレイク作【silk degrees】が前76年なので、ボズ同様な路線=お洒落なAORでやはりブレイクを狙ったのか。というほど山っ気のある人ではなさそうだが…。
ちなみに↓ここで触れた、ミラーのすこぶるジャジーなソロ盤を手伝ってたシドラン、coolness がこの人の信条のよう。
「Sailor Records」
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いろいろ言ってますがソロは聴いたことない。このジャケ写も拾い。コッシュのデザインだそうな。
ネットで "Doctor Is In" で画像検索したら…洋物エロ映像がわんさか出てくる(^○^)、「ドクターったら、今あたしのなか≠ネんです」ってか?
シドラン、実際に博士号を持っているらしい。
文字の跳ねが実に気分…凄く巧い、みごとなスクリプトはさすがコッシュ。実際に窓ガラスに「刷った」かな、それともカッティングシートだろうか。
THE DOCTOR IS IN 、タイトルはスミに白文字…ちょっと強すぎない? しかしこれがアメリカの医者の普通のパターンなのかも。「営業中」?「在宅」?それを知らせる為のメッセージボードを窓に掲示するのかな。
裏ジャケ。ブラインド越しに反転したスクリプトが見えている、部屋の中に居るドクター・シドラン。ちょいと考えるとこれは逆のほうがハマるんじゃないのか…タイトルは逆が…。実は仕事場に戻ってきているんだけれど、今はメランコリックで患者を看る気分じゃない… The Doctor is NOT in... 。
トニー・ウィリアムス、ブルー・ミッチェルらが参加し、ミンガス[グッバイ・ポークパイ・ハット]などもカバーしているという盤。やっぱり jazzy 'n' coool....