が、このバンドもそうでした。先日来日公演を行ったとか…。
75 Straight Shooter
76 Run with the Pack
77 Burnin' Sky
79 Desolation Angels
82 Rough Diamonds
このファーストこそがすべて、これ一枚で終わってよかったのになあ…は言い過ぎか。

ただ文字バックはなにか柄なのだろうか? ツギハギのようにも、蛇皮のようにも見えるんだが…(ヒプノシスらしい「仕掛け」があるのかもしれない)。
もっともヒプノシスらしいといえるのは79年盤。いまの目でみれば、photoshop 使って誰にでもできること。しかし合成のための元写真をきっちりロケハンして撮影、ポジをダイトラで紙焼きして削るところを削って重ね合わせて…発想の独創性とクオリティにおいて、アナログにここまでやっていた実力を見ても、やはりヒプノシス・ワークは頭抜けていたのだ。

これもヒプノシスには珍しい仕上げ、レコード出し口がギザギザで表はダイア型のホールカット。内袋をそこから見せる…いわゆる変形ジャケ。
グラフィック一発勝負でそのインパクトこそヒプノシスの「妙」であったから変形という意識はほとんどなかったはず。

Free から変わらないシンプル/リフ一発ロックだったバドカン、しかしフリーよりもアメリカナイズというべきかメジャーキーを多様してもくろみどおりに大当たり。この盤もプラチナだったな。
ジャケは…持ってないのでこれはネット拾いだけど、ring wear が目立つ。実際は鮮やかな銀紙ジャケで文字とセンターの狼イラストのみ。裏・内ジャケは分からないが、表はさして面白いジャケじゃない、コッシュらしさはかけらもなし。
親に群がる子狼のなかに「人の子」が…。「狼少年ケン」か?(このTVアニメは今でも思い出せる、大きく影響されたなあ)
これも珍しいとした変形ジャケ。“鍵穴”から覗くとヌードが…。「のぞき」というコンセプトはヒプノシスらしいところ。

これは全米6位になった最大ヒット作。
能のない文字モノ、つまらない出来? いや、これはこれでコッシュらしさが…ほのかに匂う。

やはりタイプロゴがメインだが、「レインボーコンサート」のジャケを思わせる文字埋め処理デザイン。
デイヴ・エドモンズ「ひとりぼっちのスタジオ」はトッドの「サムシン/エニシン」と並ぶワンマン録音の傑作だったが、これがヒプノシスによるジャケとは意外なり。