
#143
【Betty Wright/I love the way you love】
( '72 Alston/ATCO)
< C : ★★★>
オリジナルが高値になっているのでパスしていたらリイシューアナログが¥1500でアマゾン・カタログにあると聞いてオーダー。
が、期日になっても届かない…メールで入荷遅れとのこと。それが二度繰り返されたので、こりゃもう来ないだろう/プレスした在庫はハケテしまったナと踏んでおりました。
ところが先日ちゃんと届きました、それは嬉しかったが…。
しかしこういうコクのあるお皿はじっくり味わうことがマスト、何度か聴きかえすうちにじわじわと養分が溶け出して…。
最初は特徴のない、魅力のない声と感じたものが結構イケるぞと。
さて大ヒット曲「クリーナップ・ウーマン」で、ピートは "popcorn" を弾いているんだろうか…。
しかしジャケはまったくいじられてない、レコ番号もオリジナルままの SD 33-388 。分かる人は分かるね、 ATCO の連番のひとつ。
なのにレコ・ラベルは ALSTON になっている(これが手書き風で実にイナタい!)、ATCO のレーベルデザインではない。
(P) Atlantic Recording Corpration の文字もあるし、住所はNYのアトランティックの場所。
ALSTON は Atlantic ( ATCO) 傘下なんだろうがこれ以外にアトコ番号のレコは無さそう…不思議なレコだ。
このLPも一応ピート参加らしいのでチェックに入れているんだが、アナログはやはり高いし、CD化は何度もされている割にはまったく中古で見ないので未聴。
ブッチ・トラックス(ex Allmans) 、スコット・ボイヤー(ex Cowboy)と三人でフロリダ・ベースのバンド The 31st of February としてアルバムを68年に一枚残した過去があるベーシスト。
そのセカンドLPのセッション中に、ロスでのバンド Hourglass がコケてフロリダへ戻っていたオールマン兄弟が参加したことも知られる。ピート・カーはそのコケたアワーグラスの二枚目がレコーディング・デビューであったから、オールマンズ/カウボーイ、メイコン・リズムセクションがフロリダを起点として活動が始まったことが分かる(アラバマのマッスルへ行ったデュアンとピート・カーも地元はフロリダ)。
さてデヴィッド・ブラウンだが、その後に西海岸へ渡ってボズ・スキャッグズ・バンド〜サンタナへ参加とされるのが常なんだが、どうも違う気がするのだ。
あまりに普通な、ありそうな名前ゆえの同名異人じゃないかとずっと疑っている(それがどうした…?)。