2011年08月16日

3614 Jackson Hwy


!donnieFritts_muscle.jpg

この写真は知らなかったねぇ、「オリジナル」マッスルスタジオ玄関前。
L to R:
Tony Joe White, Donnie Fritts, Kris Kristosfferson, John Prine and Dan Penn 

ドニー・フリッツの【prone to lean】録音時、ということは74年か。
この盤、たしかにマッスル産名盤の1枚だがワタシにとってはひいきのふたり、ピートとマギーが顔を合わせた唯一…というかジェリー・マギーにとって唯一のマッスル録音盤じゃないだろうか。
そのマギーのギターがイイんだイケるんだ、"when we're on the road" "prone to lean" "rainbow road" で聴ける。Gerry McGee 参加の名盤ともいえる。
当時のマギーは、Stephen Bruton とともにクリス&リタのバックバンドだったことでこの参加だろう。

76年盤、ピートは盟友のソロをプロデュースした、【Lenny Le Blanc】。このクレジットに "thanks to Jerry McGee for use of his Stratocaster" とある。これはルブランの言葉ではなくプロデューサー/ギタリストとしてピートの言葉じゃないかと思っている。

muscle_Fritts.jpg

小さくて残念だがこの写真もドニー・アルバム録音時、集合写真。
A 1974 session at Muscle Shoals Sound Studios in Sheffield, Alabama, during which Donnie Fritts recorded Prone to Lean for Atlantic Records.
 From left, front row:
 John Prine, Donnie Fritts, Jerry Wexler, Jerry Masters, Steve Melton, Tom Roadie, Mike O'Rear
 from left, standing
David Hood, Jimmy Johnson, unidentified, Eddie Hilton, Tony Joe White, Mike Utley, Kris Kristofferson, Roger Hawkins, Barry Beckett, Sammy Creason, Pete Carr, Dan Penn, Billy Sharp, Laura Struzick, Carol Little, and Diane Butler
(ピート、赤のボーダーシャツが子供っぽい…)

しかしこの、アルバムの制作毎に集合写真を撮るのは、完全に「お約束」になっていたんだなあ。(シェール盤はジャケに) 誰だろう、ウェクスの発案だったのか…。
ここではフロリダから Dixie Flyers 組も参加ゆえ大人数。



Travis Wammack & Donnie Fritts




+++++

3614 Jackson Hwy の Muscle Shoals Sound Stuidos は69年にオープンし78年に移転、川縁りの二代目スタジオとなった。
後にオーナーであった四人衆(ベケット/ホーキンス/フッド/ジョンソン)は Malaco へ売却。マラコからも離れて別のオーナーとも聞いたが…。流浪の二代目はともかく、オリジナルスタジオはとうに取り壊されたと思っていたら、「伝説」になっていた様子。
National Register of Historic Place 登録されたとは「世界遺産」に次ぐ快挙か…。

現在は観光スポットらしく訪れれば中まで入れる様子。

http://www.muscleshoalssound.org/

このサイトでの録音アルバム紹介はちょいといい加減なところあり(NYでの出張り仕事/コンピ盤を含む)、
ワタシのarchivesのほうが正確だと思うが…。

posted by Denny_O at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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