
#147
【Willie Nelson/Phases & Stages】
produced by Jerry Wexler
( '74 Atlantic)
< C : ★★>
レッドネック派=Qカントリー界へ一石を投じた? 凝り固まった右派ワールドへ左派っぽく、アーシーなカラーを持ち込んだ人…なんだろうか、やっぱり分かりません。
少なくともこのレコ、プロデュースがジェリー・ウェクスラー/ミックス:トム・ダウド。けれども「ど」カントリーな一枚なもんで…。
ピートも参加とあれば買わねばと思っていた。CD化が長いことなされなかったがそれも成った、が、さほど興味なくて…。
で、ネットに全曲があったのでようやくチェックです。いやはや、買わなくてよかった…。
エンジニアが Jerry Masters / Steve Melton なのだから。
ベケット/フッド/ホーキンスのバック。ギターにジミー・ジョンソンはなく、ピート・カー/フレッド・カーターJrのふたり。(AMG記載)
全曲がつながりがあるようだがいかんせん歌詞が分からないのでどうにもならず。アメリカ人は、そのストーリーを追いながら音を聴いているんだろうな…、ウェクスとしてもストーリーテリングを邪魔しないように緩いカントリー音像に徹底したのかもしれない。
が、カントリーが苦手な口にはどうにもならない盤。
なにもマッスルじゃなくても、ナッシュヴィルでよかったのでは?…が、マッスルでもカントリー寄りの盤もなくはないか。ピートにしてもカントリーリックも決めるときは決める。ただこの盤ではまったく弾かず。少しだけそれっぽいギターはフレッド・カーターだろう。