
#151
【Albert King/Lovejoy】
produced by Don Nix
( '71 Stax)
< - : ★★★>
【Albert King/Lovejoy】
produced by Don Nix
( '71 Stax)
< - : ★★★>
三大キングの一人 blues guitar king で Mr. "flying V"
アルバート先生の71年盤がマッスルであることは知っていたが
いかんせんプロデュースが don nix ということで
腰が引けていた …が ネットDLで聴いてみる
なぜにニクスワークに引くかといえば
http://www.sakatomi.com/petecarr/07.html
jeanie greene/mary called jeanie greene
don nix/in god we trust
don nix/living by the days
marlin greene/tiptoe past the dragon
the alabama state troupers/road show
斯様に
ニクス率いるのは ぶっちゃけ「Mt. Zion 宗教結社」
ほとほと抹香臭くてかなわんのデス
…との杞憂はさほどではなかった
曲こそ全9曲うち7曲までもがニクス作だが
(タイトルからすると やはりジーザスがらみ多し)
録音はマッスルが半分で 残りはハリウッドのLAスワンプ組
のっけがストーンズカヴァー《honky tonk women》
こりゃギターのエド デイヴィスが_旧友?ライ クーダーとは
違った(キース リチャードのギターがライのフレーズままという意)
プレイを聴かせてくれるものと期待したら ただコード弾きのみ
そう この盤はギターキングの録音盤ゆえに 参加ギタリスト/
エド デイヴィスとマッスルのティッピー&パーキンス_は
リードプレイ無し…これが惜しい(ピート カーはニクスの
結社と無関係ゆえ不参加)
ブルージーであったりスワンピィであったりと
中身いろいろだが 曲の粒はいまひとつの感
それでもラストのスローチューンは ニクス&ダン ペン作
日本人に受けそうなサザンマナーですかね
ケルトナーとホーキンスで半々という 個人的には嬉しい
ドラマー競演盤
《going back to luka》という曲(ニクスらしいハレルヤ曲だ)が
もろに《mystery train》なんだが ホーキンスの太鼓は
やっぱり素晴らしい
タイトルトラック《Lovejoy, Ill》とは何のことか…「ラヴジョイ三世」?
なんて思ったら違う これは地名 イリノイの小さな町が Lovejoy
ブルースマスター盤と… 従来のアルバートキングを期待して聴いた
ファンは裏切られたんじゃないだろうか けれど
laid back な歌唱と swampyなギターフレーズ…
エルヴィン ビショップのカプリコーン盤のようで
サザンロックファンには悪くないレコ ただしもう少しギター競演が
欲しかった