
#155
【Peter Yarrow/Hard Times】
produced by Barry Beckett and Peter Yarrow
( '75 Warner Bros.)
<ー:★>
ピーター ヤロウ盤である あのPPM=ピーター ポール&マリーの
ピーター氏である この人が なぜかマッスルにご執心であった
ソロになって 2・3・4枚目が続けてmuscle shoals sound studios録音
…のみならず 息の掛かった女性シンガー盤 (#075) もマッスルで
録音させている
2枚目(#109) と4枚目 (#074) の間_これは3枚目
なにをもってそれほどマッスルに入れ込んだのか
正直 困ってしまう_なにしろ そのノホホン声は
歌い出すと途端にそこはNYフォーク シーン≠ヨと変わってしまう
どのレコもマッスル四人衆による鉄壁なバックのはずが…
まったくアラバマ録音の意味はない イントロがよくても
歌になると あら不思議にニューヨーク
前も書いたが ポール サイモンへの対抗心?
レゲェ楽曲で成功しマッスル録音で成功したサイモンに対し
思うところがあったのかもしれない
気持の空回りと言うか…ここではフィリップ ミッチェル作の
マッスル楽曲 "carry me" や "sittin' in limbo" (この曲はレゲェシンガー
ジミー クリフの代表曲だがオリジナルは71年にマッスルで録音)を
採り上げている_ある意味凄いかも…
とくに "carry me" 72年に やはりマッスルで録音された
メル&ティム盤【starting all over again】(#033 こちらは名盤!)で
歌われた曲 そこでもマッスル四人衆(&ピート カー)がバック
サザンマナーで聴かせてくれた名曲が この盤では同じバックでも
「フォークソング」になっているのだから. 驚いちゃうヨ
全曲バックはマッスル四人衆
lead guitar だが 同年盤だった4枚目が Pete Carr に対し
この3枚目は Ken Bell and Eddie Hinton となっている
しかしエレキでのリードらしいプレイはまったくない
ヒントンの期待も空振り
++++
裏ジャケのフォト:L→Rで
jerry masters/steve melton (ともにマッスル エンジニア)
jimmy johnson/barry beckett/roger hawkins/?/david hood
ひとり分からない_ヒントンじゃないな ken bell?

↓#033/074/075/109↓
Denny's Pete Carr/Muscle Shoals Archives