2008年06月08日

Sweet home Alabama

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 レーナード・スキナード、 "Free Bird" がもともとマッスルと書いたのは、この曲のオリジナル・テイクはマッスル・ショールズで録られていたから。71年7月のこと。インレイジャケ写を入れた『The Complete Muscle Shoals Album』は98年に出たCDですがここに収録。レーナードといえばもうこの人と同義と思えたヴォーカリスト/ソングライターの Ronnie Van Zant は77年の plane crash で亡くなったわけですが、死後に当然のようにいろいろな過去音源盤が出る。マッスルでのデモ音源も78年盤LPで9曲が既出、しかしCDの時代となったことで完全盤を出したわけね。全17曲

 スキナードはリズム隊が固定しないバンドだった。入れ替わり/出戻りもあったり…。このマッスルCDではオリジナルドラマー Ricky Medlocke 曲(歌う)があったりしてスキナードらしさ、統一感はない(とっても悪い曲でないし、もちろん“デモ”録りだから)。

 フロリダのローカルバンドを最初に見つけたのが、Capricorn の大将=フィル・ウォルデンの弟のアラン・ウォルデン。アランが旧知のマッスルガイ_バリー・ベケットへテープを渡し、ジミー・ジョンソンがプロデュース役となってマッスルショールズにてデモ録音、若きロニー(当時22歳)らの初録音ですな。CDのハナが、目玉が "free bird" のオリジナルテイク、7' 26" version 。"simple man" "i ain't the one" など後に発表された曲のオリジナルテイクもあり。
 「フリーバード」はすでにアレン・コリンズ/ゲイリー・ロッシントンのツイン・リードが出来ている。ファーストアルバム『発音はレーナード・スキナード…』収録テイクと大差がない。それは73年盤だからね、間隔もそれほど開いてないし、ファーストアルバムとはいってみれば“アマチュアの集大成”盤、アマ時代のメイン曲を集めたモノだよね。

 マッスルでのデモテープを持ってアランは奔走するがさしたる手応えなし。ロニー・ヴァン・ザントはその理由をジミー・ジョンソンのミックスが甘いからと感じ、しばし不仲に。結局バンドはアル・クーパーに認められMCAからデビューしたわけだが、その時にはジョンソンとの関係も修復された。ロニーはジミーに電話で「あんたらのこと、アラバマのことを曲にしたよ…」、それがご存知 …

"Sweet home Alabama"
I'm coming home to you / Here I come Alabama Now Muscle Shoals has got the Swampers / And they've been known to pick a song or two / Lord they get me off so much / They pick me up when I'm feeling blue / Now how about you?
 
 ところでこのマッスル録音CDは71〜2年のセッションテイクだが、このマスターをMCAが買い取った際(75年)にいくつかの曲は手直しを入れている。ベースの差し替え/ギター、キーボードを追加等。「フリーバード」もベースは Ed King が弾いてトラックごと差し替えられた。オーバーダブもマッスルで行われたので、数曲では Wayne Perkins のギターが足されている。
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2008年06月07日

スタジオ二景

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 上は『Paul Simon/ひとりごと』の見開き内ジャケのワンカット。雨に煙るマッスル。下が『加藤和彦/それから先のことは…』の裏ジャケに載せたポラ撮りのスタジオ、天気ピーカン。
 ご覧の通りにマッスルスタジオ景は右壁写しがなぜが大半なのヨ。
 しかし2枚は同73年盤なのにポール盤ではエアコン室外機が写ってないのはなぜだろう。それに正面右ガラス窓が植木に隠れているなあ…。こちらの撮影(録音時)が春先でその後、夏に向けてエアコン入れた/木を切ったのかもしれない ^^ 。
posted by Denny_O at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月03日

Jackson Highway

 "3614 Jackson Highway" はマッスル好きにとって icon であるヨ。それはたんなるアドレスではなく、スタジオ看板でありスタジオそのものであり、マッスル四人衆であり…。
 そのスタジオ、たしか元は葬儀屋で、棺桶置き場にしていたらしい場所を四人衆が手持ちの金とウェクスラーに借りた金を合わせ、二万ドル弱で買い取ってスタジオにしたんじゃなかったかな。69年。

 78年に川沿いの新スタジオへ移転。こちらが (Alabama avenue,) Sheffield, Alabama というアドレスであり、初代棺桶スタジオは Jackson highway, Muscle Shoals, Alabama かと思っていたが表記ではこちらも Sheffield となっていること多々あり。分からぬ、マッスルとシェフィールドは同じ場所??
 とにかく、二代目スタジオはどーでもよかです、ワタシにとっては初代こそがマッスルサウンド

musclestudio.jpg
Photo (A)

 この写真(A)は珍しい。何しろ左側面が写るのを初めて見た。右側は↓(B)

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Photo (B)

 ここで分かることは玄関に向かって左壁には "MUSCLE SHOALS SOUND" の文字看板とエアコンの室外機がふたつ右壁は "Muscle Shoals SOUND STUDIOS" 看板で室外機ひとつ
 …なのですが、では正面看板がアドレスで左右にスタジオ名か。いや違うと思う。左看板は正面アドレス看板と同書体だが右看板は書体が違うのです(大文字小文字の違いもある)。同時期に作って書体が違うことはまずないはず。(B)では壁際に車を止めてますよね。けれど(A)は木があってどうやら駐車スペースにはなっていない。つまり(A)はごく最近のスタジオ風景、かなり時間の経過を経ていると思うのです。それはもう1点ポイントがあって、正面玄関から左右に部屋が分かれていますが、かつて、スタジオが現役頃の写真では左窓ガラスに "3614" 数字が書かれていたのに(A)ではそれがないという点。建物後ろの木の育ち方からしても同時代の写真ではないでしょう。(蛇足:ここ>>>にある "..... HIGHWAY" 看板はどこから??)
 Muscle Shoals Sound Studios is located at 3614 Jackson Highway and is Listed on The National Register of Historic Places  と書かれているってことは今でも残っているね?、このスタジオ…。


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 現役バリバリだった頃のスタジオ前での写真はわが >>>「マッスルアーカイヴHP」の18ページロニー・ブレイクリ盤のところにそれとキム・カーンズ盤の写真を入れてますので参照くださいな。

 それと同ページにいれたトラフィック盤項でもスタジオについて言及してます。そこでは盤の裏ジャケ写真をリンクしていて、そのレコードの録音にはマッスルの記載がないにもかかわらず、写真の場所はマッスルであると…。これを再確認しました。ジャケのクレジットには Photography : Tommy Wright 。で、実は(B)写真もこの人、トミー・ライトでした。こちらは『Lynyrd Skynyrd : The complete Muscle Shoals Album』CDのインレイなんだけど、このCDブックレット中のスタジオ内ショットもトミー・ライトというクレジットがある。

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 この写真はマッスルフリークにとって最も馴染みの「四人衆揃い踏み」で、これもトミー・ライトが撮っているのですよ。71〜77年頃に渡る。どうやらライト氏はマッスル専属カメラマンであった…とワタシは推測する次第。

 どうです、じつにど〜でもいい=重箱つっつきネタでしょ(笑)。
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2008年06月02日

Free Bird

 ドナ・ゴッドショーは現在はアラバマに戻って活動しているみたいだね。

 『American Pop』の、ラストチューン…エンドロールで使われている楽曲はレナード・スキナード "Free Bird" 。これ、ハマっているといえば言えるが、バクシにしては、ここで南部曲はないんじゃないの? と感じなくもない。(やっぱりフリスコチューンで締めようヨ、"White Bird" とか…)
 しかしこの曲はもう Rock Anthem として定着したかもなあ。たんなるサザンロック名曲を越えたか。

 そんなスキナード、そして "Free Bird" も元々はマッスルなのです。ということで、ほとんどの人には「なんのこっちゃ?」的重箱ネタ、マッスルをひさびさに deeeply diggin' しようかな、と。

 とりあえずはここを、意外にもウィキペにも、マッスルがあったので見ていてくだされ。

http://en.wikipedia.org/wiki/Muscle_Shoals_Sound_Studios
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2008年04月03日

#137_Tamiko Jones

tamikojones.jpg
#137
"Tamiko Jones in Muscle Shoals"
( '71 Metromedia原盤/日本)
<ー:★>

 はて、タミコ・ジョーンズとは何者? ブラックエサ箱からチョイスの盤、ジャケに堂々とマッスルと書かれていては買わないわけにゃいかんでしょ。ヨケタも仕方ない、期待したが…。

 聖書には Naomi があって英名としてこれは男・女、どちらでもけっこうある。Tamiko も同様かと思ったら関係なし、まんま日本名…母親が日本人という日系黒人だそう、ウェスト・ヴァージニア生まれ。ライナーによる。買った盤は日本コロムビアから/日本盤で青木という人(ジャズ畑の評論家氏でしょ)のライナーノーツ。アーメット・アーティガンに認められて、アトランティックからハービー・マンとのデュオ盤を出したり、クリード・テイラーのプロデュースで A&M からもレコを出してるらしい。ジャズ系シンガーということね。
 で、聴いてみたら…最低で・し・た(泣)。イージーリスニングな緩いジャズ系ボーカル盤以外の何物でもない。昼下がりの喫茶店でかけてはどうでしょうか。

 米 Metromedia 原盤。メトロメディアといえば、こりゃもうボビー・シャーマン以外にな〜んにもないでしょ。ボビーのためだけにあったようなレーベル。ソフトロック・フリークにかろうじて引っかかるかどうか、そんな緩いレーベル。(オリジナル)ニルヴァーナも出てます。

 なんでこのレコがマッスル?…知らんわいや、とにかく録音はマッスルショールズだそう。頓珍漢な青木氏のライナーによりますと「録音場所はアラバマ州シェフィールドのマスクル・ショールズ・サウンド・スタジオ。伴奏は、バリー・ベケット/ジミー・ジョンソン/ロジャー・ホーキンス/E. ヒントン/D. フッド/M. グリーン。ほかにJ. グリーン/M. ホリデイ/G. ホリデイ/S. ピルキントン/D. ザッチャーの4名からなるサザーン・コムフォートのコーラス…」(日本盤にオリジナルクレジットはない)。
 青木氏は米盤ライナーを写しただけ、誰やら何やらまったくわかってなかったでしょうから、“マスクル”となっているのも仕方ないか。この当時はまだ「マッスルショールズ」を知る人は皆無に近かった?…どうだっけ。このレコは71年発売で定価¥1900。裏ジャケは収録曲が日本語で書かれただけでトップ曲からアルバムタイトルも「サムシング/タミコ・ジョーンズ」となってる。これが邦題。

side A
Something
Blossom
Since I don't have you
A brand new me
Everybody's talkin'
Turn around, look at me
side B
Please don't tell me
Let your conscience be your guide
What'cha gonna do
Just a little loving (early in the morning)
Our day will come

 のっけがB4カヴァー。マッスルでB4カヴァーといえばこの時期だし、ウィルソン・ピケット "Hey Jude" を思い出すところ。が、あのテイクのような“熱”まったくなし (T_T) 。お次が当時ハヤリだったJT曲、その後もスカイライナーズから「うわさの男」からロマンティックスとカヴァー続き。

 ここで目をひくのはA−4とB−4。"A brand new me" はギャンブル=ハフ曲、ダスティ・スプリングフィールドの69年秋のヒットでそれをタイトルにしたシグマ録音LPも出した。"Just a little loving" はマン=ワイル曲、やはりダスティが68年にヒットさせたシングルでそれを頭に収録したLP『Dusty Springfield in Memphis』を出している。これはメンフィス/アメリカンスタジオでの録音。
 マッスル四人衆はその両盤を意識して(タイトルもこちらは「イン・マッスル」だし)、ダスティが採り上げたナンバーをやらせた(自分らで演りたかった)と思うヨ。
 B−3はドニー・フリッツ/ジェリー・リード共作曲。B−2も George Soule のペンなので、ここら辺はマッスル楽曲というところ(前述どおりに地元曲)。

 さて前記ライナーに戻ると、この盤はフェイム録音ではなく、正真正銘マッスル・スタジオ録音。70年の録音だろう。マーリン・グリーン、ドニー・フリッツの参加を見てもボズのファースト/シェール盤と同時期、つまりはマッスル・サウンド設立後すぐ、最初の10枚のうちの一枚と思える盤。まだピート・カーはフロリダ在、アラバマ入りはしておりません。
 ピートが不参加とはいえ、四人衆にドニー/マーリン/ヒントンら、オールスターメンツ盤だが…これが呆れるほどユルいセッション。プロデュースはタミコ、ベケット&ジョンソンらしいが、多美子さんのお望みですかねぇ…かる〜く、ゆる〜く仕上げて、極上の喫茶店BGMになりました、はい。
 そんななかでもAー1でのホーキンスの太鼓と、A−6でのヒントンのギターだけはそこそこ聴き応えあり。
posted by Denny_O at 09:32| Comment(2) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月02日

#136/McClinton

delbert.jpg
#136
"Delbert McClinton/The Jealous Kind"
( '80 Capitol/Us)
<ー:★★>


 マッスルリスト#117「Plain' from the heart」の前年盤。同様にキャピトルからであり同様のプロダクション。フランキー・ミラー盤(#070)同様にレーベル面にはMSS=Muscle Shoals Sound Production のロゴが入る完全マッスル制作。

 四人衆にランディ・マコーミック、マッスルホーンズ四人衆がバック。ギターはウェイン・パーキンス/ビリー・サンダース。レニー・ルブラン、ロバート・バーン、エディ・ストラジックがコーラス。
 「Plain' from the heart」はもう処分してしまったので比較できないが、ここでのヴォーカルはそれほど悪くないね。デラ・ボニのボニー・ブラムレットがコーラスで頑張る曲多数。
 ただやはりそれほど面白くないなあ。わたしゃこの人とは合わないか。元気のいいアメリカンロック以外の印象が湧かない。まるでボブ・シーガーのローカル版。メジャーペンタの弾きまくりギターがたびたび出てくるのも悪印象、ビリー某だろう。

 ボビー・チャールズ2曲、ヴァン・モリソン/アル・グリーン/スワンプ・ドッグ/テンプテーションズのカヴァー。曲が書けない人かな。
 興味深いカヴァーあり、 "Baby Ruth" 。この曲は John Wyker 作。ピートがプロデュースした72年盤 SAILCAT#039) はコート・ピケットとジョン・ワイカーのデュオ。アルバム未収録の彼らのデビューシングルがこの曲であり、JTの兄貴アレックス・テイラーも71年の「Alex Taylor with friends and neighbors」でカヴァーしていた。これとスワンプ・ドッグ曲がマッスルナンバーですかね。
 マッスル録音盤ではかなりの頻度で地元曲を採り上げる。これって、利益の地元還元?…仲間内を印税救済のために四人衆はプロデュース・オファーのたびに契約項目に入れていたんじゃなかろうか。
posted by Denny_O at 17:48| Comment(2) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月23日

Muscle Album #135/Swamp Dogg

swampdogg.jpg

#135
"Swamp Dogg!/Cuffed, Collared & Tagged"
 ( '72  Cream/Us)
<A:★★★★>


 ピート参加盤、確認済み/未入手盤はあと10枚程度。レコハンには過去それなりに時間を使ってきたが、それでも出てこぬ盤ら…ハードルは高いが、ひょいっと出てくるかも。まだまだ終われぬこのカテゴリ…。 

 これがひょっこり出てきました、久々にピート参加のマッスル盤をゲット。過去 #120/121 と2枚紹介したスワンプ・ドッグのレコですわい。ピート的には満足できる一枚。スワンプドッグ(=ジェリー・ウィリアムズ)がらみ盤(Freddie North, Irma Thomas など含む)では Pete Carr ではなく、かならず Jesse Carr 名義のピート。こちらジェシ盤ではどれでも弾くね〜、オブリ/リードと弾きっぱなしだわ。
 その音(全体としてもギターをとっても)が、実に“イナタイ”。これはプロデュースの問題だろう。たとえばロッドの「アトランティッククロシング」とここではまるでギターの音が違う。ダウドによって磨かれた音像と、スワンプドッグのざらざら音像…マスタリングといって、たんに全曲のレベル合わせしかしていないんじゃないかな、これって。アンプの前に立てたマイクから拾った音をすべて卓にいれてそれをマスタテープに突っ込んだだけというラフな感覚。けしてけなしているわけじゃない、(ロッド盤も最高で…)これはこれでサザーンな、南部ローカル臭がじつに気分なのです、イイヨ。

 「クリーム」というロスのレーベルからというのがまず意外だった。たま〜に見るんだよな、このレーベル盤。記憶のなかでは(裏ボズ・スキャッグスこと)ビル・ハウスがメンツのひとりとなっていたグループ、名前は忘れましたが、そこの盤もこのレーベルから。ドン・ニックスにもたしかあったねえ。ちょいと完全リリース・ディスコグラフィを見てみたいレーベル。
 でもって、“イナタイ”存在のドッグ兄にしてはジャケットデザインがよく出来ているのでこれも意外。なにしろカメラはかの Norman Seeff! デザインが Dean O. Torrence for KittyHawk Graphics。スワンプドッグとジャン&ディーンのディーン、北と南、北極と南極みたいな顔合わせじゃないスか。これ、裏ジャケのほうが良く出来ているンだよなあ。四角の枠紙を持っただけだがシーフ独特のシェイドがうまく噛んで「おや?」と思わせるデザインが秀逸。こちらを表にすればよかったと思う。

swampdogg2.jpg


 ロスからの盤ですが、録音はもちろんディ〜プサザ〜ン、ドッグ兄のシマ、Quinvy Studio, Muscle Shoals 。もう一箇所フィリーのスタジオとあるがそれは弦入れのみでしょう。
 全曲が Jerry Williams/pf, Jesse Carr/gtr, Clayton Ivey/organ, Court Pickett/bass, George Soule/dr. 編成で。四人衆は出てこないのがクィンビー録音盤の特徴、マッスルBチームですな。コート・ピケットは Sailcat の片割れソロ盤は #048


 カバー3曲、ジョン・プライン/ジョー・サウス、それに "Lady Madonna" を。エロだかなんだか女声あえぎ声ばかりの変な曲もあるけどそれもこの人らしい。全体には曲もかなり良くてじっくり聴かせる盤。過去2枚よりも出来はずっといい。


 蛇足:#120『Total Destruction to Your Mind』は、どうやらブート/リプロ盤でしたね。カラージャケ盤を見たので、そっちがオフィシャルでしょう。

 Pete Carr/Muscle Shoals Archives homepage
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2007年08月30日

Hood/Hawkins

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 72年4月、サンタモニカ・シヴィックオーディトリアムで行われたトラフィックのライヴ映像は、91年にレーザーディスクで出された模様。日本のみかも。そこからの数曲がUチューアップされてます。
http://jp.youtube.com/watch?v=7_nwbTeIN4Y

 で、ここでのリズム隊が我らがマッスルショールズ・リズムセクション(=ロジャー・ホーキンス/デヴィッド・フッド)。二人が映像として出てくるのは非常に希なのでここに入れておこう。

 72年から足かけ2年間、スティーヴィ・ウィンウッドに請われてフッド/ホーキンス/ベケット(たぶんジミー・ジョンソンもパッケージだったと思うヨ)…マッスル四人衆はトラフィックのライヴ・クルーとなって世界中を旅した。アルバムではこれと次のライヴ『On the Road』の2枚に名が記された。

 一応は“正規メンバー”とされているけれど、それはあくまでクレジット上のこと、その期間でももちろんホームグラウンドのアラバマで名作のセッションをがんがんこなしていた四人衆…つまりはトラフィックへは完璧に「トラ」仕事でしょ。
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2007年06月06日

Pete 2006


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kishida.jpg


 YouTube ついでをもう一本。苦手な Kunio Kishida 氏もの。昨年、なんでもマッスルショールズスタジオ閉鎖前ラストレコーディングだとか…。

 ここで黄色Tシャツの小太り男こそ何を隠そう…何も隠さず、ピート・カーなんですわ。なんだかねぇ、タガゆるみ組の代表みたいで…。

 川縁りを皆して歩いてます、down by the river... 。この川縁スタジオは二代目マッスルスタジオ。初代スタジオの正面壁にはめ込まれていたアドレス看板はさすがに記念の逸品、こちらのスタジオの中の壁に掛けられておりましたな。このスタジオももう取り壊されている…かも。
posted by Denny_O at 07:54| Comment(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月05日

MySpaceのボイヤーさん

「MySpaceは、世界1億人のユーザーが参加する、
オンラインコミュニティを基にした次世代の“ライフスタイル ポータル”です!!!」

ん?これは新手だが…、ミクシィもどき? まあ当然ぞくぞく出てくるわね。サイバーワールドで一発当てんとの思惑は怒濤のごとく?
なんかよく分からぬデス、これ。ただミュージシャンへのアクセスはかなり容易にできるような。



http://www.myspace.com/scottboyer1

いきなり "Please be with me" がかかる、ここは…スコット・ボイヤーのサイト。ワタシの COWBOY 好きは有名だが(笑)、ボイヤー&タールトンのボイヤー。

YouTube にボニー・ブラムレットが歌う "It's Time" があってそこから辿りました。この曲はカウボーイ曲だからね、ボニーはアルバムタイトルにも使ったけど。

何曲かアップされた映像あり。どうやら昨年マッスルショールズで Scott Boyer benefit concert が行われた様子。本人も参加で。 ボイヤーさん、動脈移植という大手術を受けたようでその医療費救済のギグらしい。
ジョニー・サンドリンがベース弾いてるワ。

う〜〜む、大変でしたねえボイヤーさん。ワタシは30年来のアナタのシンパでありますからお元気になられたようで嬉しいです。

が、こと音楽を見つめれば/聴かせてもらえば、やっぱり緩すぎて…どうにもいたたまれぬデス。もともと、70年代のオリジナルでも極ユルのグルーヴではあったのです、カウボーイは。しかし、違うンだよなぁ…。
ワタシは、なにをおいてもマッスルへ駆けつけてこのコンサートを観たかった、とは思わない、正直。

別の、小さめのハコでのギグの様子、ドニー・フリッツ映像、ここでもボイヤーさんがギターを。これなんかもちょっとなぁ〜。

見ためは十分フケていた、フケ顔であったがやはり往事のサザンミュージシャンら、レイドバックとはいえ若さゆえの締まりというか、ぴりっと山椒が利いていたように思うわけで。現在はどうにも皆してタガが緩みっぱなし…とは、ワタシの見方がきつい?
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2007年05月21日

#134 Mac

macdavis2.jpg

#134
"Mac Davis/Baby don't get hooked on me"
( '72 CBS/US)
<C:★★★>


 ピートのソロ盤ライナーに、過去のセッション参加アーティストが列記されていてそこにあった一人が Mac Davis 。クレジットではどうもないんだよなぁ…近い盤でのクレジット漏れと踏んでこの盤を買ってみました。が、見返せばピート/マッスル・サイト内レコ番 #101 で既に76年のマック盤を紹介していたワ。すっかり忘れていた…。

 こちらは72年盤。#101番同様にリック・ホール・プロデュース。Fame Studios 録りの正統 FAME 盤である。ホールとはケンカ別れと見る、四人衆不参加につきマッスルBチームでのバック。そこにフェイム付きギタリストの Travis Wammack 。ギターのクレジットがトラヴィスとケン・ベル、ともにアコギとしかない。エレキのクレジットがない盤、そんなはずはない。これは、エレキ担当のピートのクレジット漏れであろうと踏んだ。ならば全編がピート・ギター盤か。


 シンガーとしても知られるがソングライターとして有名な人らしく、カントリー寄りの甘い歌はさすがに悪くない。が、個人的趣味となると別の話…ワタシとしては緩くてアカンのよ、この手。
 ただしA、B面に1曲づつカントリーファンキー、ジェリー・リードを思わせる楽曲があってこれがなかなか良かった。

 ギター、2曲でピート節が聴ける。全編がピートの目論見は外れたが、これはまず参加盤と踏んで間違いないでしょう。
 クレイトン・アイヴィ/ティム・ヘンセン/ボブ・レイらのバック、コーラスはお馴染み、Rhodes - Chalmers - Rhodes の三人組。
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2007年04月22日

Pete/Muscle #133

candi.jpg
#133
"Candi Staton/Candi"( '74 Warner/US)
<C : ★★★★>


 まず聴くこと/買うことはなかっただろうなあ、この人を…マッスル掘り下げをしていなければ。
南部でもかなりディープな通好みシンガーでしょ、ワタシはその名だけをかすかに憶えていた程度。

 力まないティナ・ターナーか、key が少し高くなったグラディス・ナイトか…いや、ちょいと似ているというだけ…、いいシンガーだと思います。でもって、出来もなかなかに良い。

 いかにもの南部盤/マッスル地元盤。 P. Mitchell, G.Soule, G.Jackson.. など南部地元ライターの曲多し。高水準の好盤ではあるが、う〜ん、“キメの1曲”がないので四つ星。

 Rick Hall のプロデュースということで、正確には FAME 盤だわね。なのでフェイム付きのギタリスト/トラヴィス・ウォマック参加。ギターはトラヴィス/ピート/ケン・ベル/Jジョンソン/レジー・ヤングの表記。録りがフェイムスタジオとマッスルスタジオなので、曲別に録り分けだな。どうもギターからすると、ピートが少ないのでフェイムが大半だろう。リズムは全曲フッド/ホーキンスですけど。

 てなことでピート度数は低い。74年、時期的にはいい頃なのでもっと弾いているだろうと期待をしたがそこはハズレでした。
posted by Denny_O at 08:44| Comment(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月02日

Pete/Muscle #132

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#132 Luther Ingram
( '86 Profile/US) <…:★★>


 80年代の、特にブラックのレコ…買いたくないンだよねぇ、極力。「打ち込み」の時代だからである。70年代の、人力パワー=手練れスタジオミュージシャンによる強力なグルーヴィーサウンドがバックであったレコにどっぷり浸かった世代だからだろうか、チープな打ち込みドラム/ベースに(ストリングスもシンセだし)、キーボードとギターのみが生音という80年代物はまことに辛い。
 制作費を大幅カットだったのか、とくに売れ線以外のブラックレコが…。

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posted by Denny_O at 08:39| Comment(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月01日

Pete/Muscle #131

leblanc3.jpg

#131
Say A Prayer / Lenny LeBlanc
( '83 Heartland/US) <…:…>


 レニー・ルブラン、かなりのロック通でもその名は思い出せないはず。しかしマッスルショールズ フリークであるならば…それでも怪しい。

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2006年12月16日

Pete/Muscle #130-Percy

percy.jpg

#130
Percy Sledge/Percy!
( '83 Monument/US)
<…:★★★★>


 What'd I say... 、レイ・チャールズ曲なのだが、邦題「何といったら…」。このパーシー盤、じつに what'd I say な、どこか悲しげ/哀愁誘うレコと言える。

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2006年11月19日

Pete/Muscle #129

hank-jr.jpg


#129
"Hank Williams, Jr. & Friends"
[ '76 MGM/Japan]
produced by Dick Glasser
<A:★ ★>


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2006年10月19日

Pete/Muscle #128

 あちら「Denny's Scrapbook」、半年以上更新なしは全面改訂を考えているからでして…、ところがこれがちっとも進まない。

http://www.whink.net/denny/pete/

 ほぼ大団円が見えてきたマッスル/ピート・カー頁、ここにきて数枚入手しているので、この際ここで続きをプレビューしておいて、改訂後に入れ直すこととしよう。まずは意外な一枚。

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posted by Denny_O at 05:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Muscle Shoals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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