マッスル(スタジオ)はMuscle Shoals Rhythm Sectionこと四人衆 (barry beckett, roger hawkins, david hood, jimmy johnson) が まんま「オーナー」であった が85年を最後に売却と聞いた ミシシッピ ジャクソンに本拠を置く MALACO Records へと その後マラコも実業家に売却とも それも老朽化によって取り壊しとどこかで見ていたんだが… 売却というのがファースト/セカンド込み込みであったのか
はっきりしてるのは ファーストスタジオも「健在」であること それも過去の遺物ではなく立派に現役という Shikanoくんから聞いたが The Black Keys というバンドがかなり売れているらしく そのバンドが録音に使っている UT映像にはたしかにマッスルでの録音風景も出てくる 誰が現オーナーかは分からないが 健在というのは嬉しいニュース
ちなみに今付いている「3614 Jackson Highway」看板は付け替えだね 昔のと書体こそ合わせているが微妙に平体かかっている オリジナルのそれは移転の際にセカンドスタジオへ運ばれそこの壁に飾られていた
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グーグル ストリートビューでこの界隈をチェックしてみた 驚いた (ファースト)マッスルはまじに墓地の真ん前だった それとアドレス 正確には North Jackson Hwyだった ジャクソンハイウェイはもっと南にある 正確な住所は 3614 N Jackson Hwy, Sheffield, Colbert, Alabama 35660 以下 Google からスクリーンショット
さてリンダのノスタルジア連作を紹介したところでやっとこの「隠し球」を紹介できるというもの。これぞジョン・コッシュの最高傑作。 72年というからリンダ連作から遡ること10年、渡米前で Who / Family などのジャケをやっていた頃のこと。この時にすでに最高傑作をモノにしていたコッシュなのであった…。
UK United Artists Records が企画したのがズバリ、 【The Golden Age of Hollywood Musical】
UA Records は三年おいて再度企画した。 【Hooray for Hollywood】 第二集ということで、もちろんコッシュ・デザイン。 今回は(前回が懲りすぎた?)…変形無しのシングルジャケ。 ただしブックレットが16ページのボリューム。スチル満載。 スミ+特銀色刷りジャケット。クオリティは前作に引けを取らない。
しかし想い絶ちがたし。グラフィックな世界へ進んだとて、そのモチーフはやはり「映画」であった…というのがワタシのコッシュ感。 コッシュはつくづく運がいいと思う。アメリカへ導いてくれたピーター・アッシャー、そのアッシャーが振ってくれたリンダ・ロンシュタット仕事、そのリンダは大きくブレイク。のみならずリンダが路線変更した先というのが何より望んでいたノスタルジックワールド… Hollywood Golden Age の音楽というのだから。
AMG (と意識的に書いているが現在は AllMusic=AM) のバイオによればバーバンク生まれ/ブロードウェイスター=ジョン・レイットの娘とあるが…舞台スターってちょいと日本では馴染みがないよね。 ボストンの音楽シーンから出てきて、いわゆるウッドストック組という印象のレイット。なにより長けたスライドプレイで一躍知られた。そのアルバムも、オリジナルもあるがJBやエリック・カズの名曲の素晴らしいカバーで…。 とはいえ日本では米国ロック通受けしたのみ。本国も大差なかった…が、89年の【Nick of Time】で、苦節20年? やっとメジャーなシーンでも認知される存在へ。
77年の【sweet forgivenness】発表時に来日コンサートだったな、行きましたヨ。レイットといえばフリーボ。盟友ベーシスト見たさに…九段会館だったか、足を運んだ。 ジョン・ホールやエディソン・エレクトリック・バンド組とのNY録音から、生まれ故郷か、ロスへ移動。 で、この79年盤は produced by Peter Asher 。その前盤はポール・ロスチャイルドであり、後盤はバンプバンドをバックにしたロブ・フラボニのプロデュース盤のようだ。 ということは、アッシャー制作はこの1枚のみだね。 そこで登場…デザインはジョン・コッシュなのです。
この写真は知らなかったねぇ、「オリジナル」マッスルスタジオ玄関前。 L to R: Tony Joe White, Donnie Fritts, Kris Kristosfferson, John Prine and Dan Penn
ドニー・フリッツの【prone to lean】録音時、ということは74年か。 この盤、たしかにマッスル産名盤の1枚だがワタシにとってはひいきのふたり、ピートとマギーが顔を合わせた唯一…というかジェリー・マギーにとって唯一のマッスル録音盤じゃないだろうか。 そのマギーのギターがイイんだイケるんだ、"when we're on the road" "prone to lean" "rainbow road" で聴ける。Gerry McGee 参加の名盤ともいえる。 当時のマギーは、Stephen Bruton とともにクリス&リタのバックバンドだったことでこの参加だろう。
76年盤、ピートは盟友のソロをプロデュースした、【Lenny Le Blanc】。このクレジットに "thanks to Jerry McGee for use of his Stratocaster" とある。これはルブランの言葉ではなくプロデューサー/ギタリストとしてピートの言葉じゃないかと思っている。
小さくて残念だがこの写真もドニー・アルバム録音時、集合写真。 A 1974 session at Muscle Shoals Sound Studios in Sheffield, Alabama, during which Donnie Fritts recorded Prone to Lean for Atlantic Records. From left, front row: John Prine, Donnie Fritts, Jerry Wexler, Jerry Masters, Steve Melton, Tom Roadie, Mike O'Rear from left, standing: David Hood, Jimmy Johnson, unidentified, Eddie Hilton, Tony Joe White, Mike Utley, Kris Kristofferson, Roger Hawkins, Barry Beckett, Sammy Creason, Pete Carr, Dan Penn, Billy Sharp, Laura Struzick, Carol Little, and Diane Butler
3614 Jackson Hwy の Muscle Shoals Sound Stuidos は69年にオープンし78年に移転、川縁りの二代目スタジオとなった。 後にオーナーであった四人衆(ベケット/ホーキンス/フッド/ジョンソン)は Malaco へ売却。マラコからも離れて別のオーナーとも聞いたが…。流浪の二代目はともかく、オリジナルスタジオはとうに取り壊されたと思っていたら、「伝説」になっていた様子。 National Register of Historic Place 登録されたとは「世界遺産」に次ぐ快挙か…。
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